2005年11月21日

一夜が明けて〜中だるみ期間<<2日目〜4日目>>


さてさて、驚きの処置ミスを体験してしまった入院初日。

その後何があったのか。ゆっくりと話を進めていきましょうか。




両方の肺に管が刺さり、その先にはダブルで『物言わぬポチ』。患部には継続的に痛みが走っている。

こんな状態だから、「もしかしたら痛みで目が覚めてしまうかも」と危惧していたのだが、人間というのは良く出来ているもので、その晩は驚くほど爆睡してしまった。一度も目を覚ますことなく、入院2日目を迎えた。


すぐに昨晩ほど痛みを感じないことに気付いた。これが人間の自然治癒能力ってヤツなんですかねぇ。
朝食後、またうたた寝をしたんだけど、そのあと目が覚めた時にはさらに痛みが引いている。

昼前にはレントゲンを撮りに一人で歩いて行けるまで回復していた。
そしてそのレントゲンを見た主治医が病室でウトウトしているところにやってきた。

右の肺はまったく問題ないから管を抜く、という話だった。
当たり前だっての。そもそも苦しくなかったんだから。

本当ならすぐ抜いたって平気なくらいだったんだけど、仮にも体に穴を開けて管を入れているのだから慌てて抜くのは良くないから、という説明を前日の夕食前くらいに説明を受けた、気がする。
というのもとにかく何だか眠かった。両親、妹夫婦が面会に来てたんだけど帰った直後からウトウトしてて、主治医と医局長って人が来た時には半分くらい意識が落ちてる所だった。
だから、説明もおぼろげにしか覚えてないし、それに対してオレも「あぁ、そうですか」ぐらいしか話せなかった気がする。

ともあれ、レントゲン結果から右の肺に入る管を抜く処置をすることになった。
管を入れたのと同じ処置室に入り、わずか10分。いつ管抜いたの?って感じ。一応縫う作業があるから麻酔は掛けてたけど、それにしてもあっさりだった。でも確実に右肺、右肋骨近辺の違和感が無くなってる。

それだけでかなり体が軽くなった気がするんだから現金なもんだ。

しかしそうなると余裕も出来て、ちょっと先のことまで考えられる様になった。
まず真っ先に思ったのが、「昨日と同じペースで寝てたら夜寝られなくなっちゃうかも」ってこと(笑)

いまでこそ笑えることだけど、その時は真剣に思ってたんですよ。
なにせ病室は4人部屋。消灯は9時。寝れなかったら何にも出来ないですからね。テレビだっていつまでも付けてる訳にはいかないし。とにかく夜は寝ちゃうのが一番ですから。

そう思って、病院内を散歩したり(ポチと一緒にね)読書したり、テレビ見たりと頑張って起き続けてみた。
これだけ起きてれば暗くなったら眠くなるだろってすっかり思ってました。

ところがところが、なんの罰なんでしょ。ちっとも眠くないんですよ。前日はあんなに寝ても寝ても眠かったのに。おまけに隣のベッドの患者さんに先に寝付かれてしまい、イビキ&寝言で戦意喪失。もう頑張ることを放棄しちゃいました。結局寝付いたのは多分2時近く・・・だった・・・かな。

この経験でその後は早く寝るための努力は止めましたね。無駄でした。眠い時には寝る。その場その場でやりたいことをやる。

こうして翌3日目から、本格的に『食っちゃ寝』生活が始まった訳です。
しかもこの生活はすごい反動が来るんですよ。生活のほとんどの時間を一人で過ごすから、誰かと会話し始めると止まらない止まらない。いや、たしかに元々おしゃべりではありますけどね。

だからでしょうねぇ。見舞いに来てくれる人から、

「思ったより元気だ」とか「心配して損した」

って思いっきり言われちゃうんですよねぇ。

『肺に穴が開いて24時間、体に管が刺さってる』って聞くとすごく重症だと思っちゃうんでしょうね。

悪かったね、こんな元気で。
実際この頃はもう半ば治った気でいましたからね。

この頃の一番の心配事と言えば現在進行形の病状ではなく、今後の再発の可能性の問題だった。

そもそも、自然気胸というのは何故起こるのかというと、まず肺に気泡があって、それが何かの拍子にパチンと弾けてその時に肺に穴が開いちゃうみたいなんです。
要するにその気泡が問題な訳です。これが肺にまだあったら再発、つまりまたパチンといってしまう可能性がある訳ですよ。

そうなると、またあの悶絶するほど痛い“管を刺す”処置をしなきゃいけなくなる。
それだけは・・・それだけは避けたい。

で、その可能性があるかどうかを確認するために入院4日目にCTを撮った。
月曜というのは病院はとにかく忙しい様で、ずーっとほったらかしにされたあげく、CTを撮ったのが夕方4時近く。まぁ、ダラダラ、ぐだぐだしながら待ってましたよ。暇つぶしの王様“クロスワードパズル”の本を買っちゃったりして。

結果を伝えに主治医が病室にやってきたのは5時過ぎ。そんな時間になってしまったから、CTの結果に関しては翌日におあずけ。同時に撮っていたレントゲンによる今後の処置についてだけの説明となった。
翌5日目の朝から、管にはさみとペンチの子供みたいな機具を使って、空気を抜く処置を止めるらしい。要するにポチに繋がる管をふさいでしまうということです。

ちょっと事態が動き始めました。だらだらと過ごしていた期間が過ぎ、退院、そして懸案の処置ミスの話し合いが近づいてきた訳です。

しかし、それはまた後日。すいませんねぇ、引っ張っちゃって(笑)
posted by かに at 00:53| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
{{{{( ̄△ ̄)}}}} ブルッ

やっぱ想像してしまう・・・
肋骨に器具があたっている感触・・・(恐)

そんな思いはもう二度としたかぁ〜ないよねぇ(T▽T)

このハナシ、恐いもの聞きたさで、読むのはいいけど、足が宙に浮いてる感じ。
身体も固まってマス(+_+)

ぅぅ・・・恐いけど、続き、期待してます(大謎)
Posted by Ayigus at 2005年11月21日 07:31
これだけの苦痛を味あわされたのですから、きっちりナシを付けてくださいね。

あと、私は骨折で訳約1ヶ月入院した経験があるのですが、身体がすぐに順応してしまい、一日中寝ることができました。日中読書などしながら、うとうと。夜も消灯とともに熟睡していました。整形外科は、手術後はずっと暇ですから寝てばかりいました。人間生き方を向上させるのは難しいですが、堕落はすぐに出来ることが判りました。
Posted by 星 十徹 at 2005年11月21日 12:42
Ayigusさん、どうもです。

ご安心下さい。このあとはもう痛い内容は書きませんよ。本人が痛い思いをしていないんですから。


Posted by かに at 2005年11月21日 18:22
星さん、どうもです。

退院して3日経ちますが、まだ早くに目が覚めてしまうリズムが直りません。明日抜糸後から仕事復帰するつもりなんで、なんとか直さなきゃなぁとおもうんですが、やはり入院中と同じく、今日も昼寝してしまいました。

あ、昼寝は入院前からしてました。すいません。年がら年中堕落しっぱなしでした。
Posted by かに at 2005年11月21日 18:55
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