スポーツナビの3/23に載っていたコラム、安房高校について書かれたものがありました。
読んでみると息子がシニアで徹底的に仕込まれてきた事が間違いじゃなかったんだなと実感しました。
9回表2死一塁。サードゴロを打った安房高・田中修平は一塁ベースを全力で駆け抜けた。ボールは三塁手から二塁手に転送されている。自分が一塁にたどり着く前にスリーアウトは成立。自らが走る一塁にボールが送られることはない。それでも田中は、最後までスピードを緩めなかった。
「常に全力」。これはもちろんプレーに限ったものではない。どんなことも、やれることはサボらずにしっかりやるという意味でもある。その証拠に、安房高の内野手は攻守交替で守備に就くたびに自分の守備位置付近の凸凹を確認、足でならしていた。「イニングが増すにつれて(グランドが)荒れてきます。イレギュラーする確率を少なくしたいと思ってやりました。入学当時からやっていた? いえ、先輩たちがやっていたのでマネしたんです。今では当たり前になっていますね」(セカンド・渡辺諒平)
とかく8回裏のカメラマン席に飛び込んだ守備にばかり目が行きますが、それだけじゃないんですよね。
今出来る事に全力で取り組む。
当たり前のことですがついついおろそかにしちゃいますよね。
例えばピッチャーフライでの1塁までの全力疾走。
まだ野球を始めたばかりの選手はどんな当たりでもとにかく1塁まで全力疾走します。
「技術的なことではないですけど、練習でもそういうことをしっかりやろうと言っています。例えば、『ボールを集めろ』と言ったときにボールまで全力で行かなかったらやり直し、とかですね。『全力でやる中で流れを持ってくるんだ』選手にはそう言っています」(早川貴英監督)
甲子園ってとかく試合慣れした大人ぶった野球をするチームが目に付くけど、こうした当たり前の事が出来るチームが多く出るようになったら、日本の野球がもっと良くなるような気がしますね。
(色つき文字が引用です。全文はこちらで読めます)
2008年03月25日
この記事へのトラックバック
我がチームの子ども達にも真似して欲しいプレーがいっぱいです。上手く伝えていこうと思います。
息子が3年生の夏に安房高校とやり、8−9で打ち負けたのが今でも鮮明に記憶に残っています。きびきびした、気持ちのいい野球をする学校です。
しかも、定年前の最後の職場が館山での単身赴任だったので、どうしても安房高校への応援は熱くなってしまいます。^^
了承して頂きましてありがとうございます。
これからもコメントをお待ちしています。よろしくお願いします。
スマイルヒットさん、どうもです。
ビックリするような速い球。ビックリするようなスゴイ打球。
それは努力したからって誰でも出来るものではないけれど、全力疾走だけはたとえ入団したばかりの1年生にだって出来ます。
やれるのにやってないんです。上手くなるため、良い選手になるために、やれることをやらないのは間違っています。
おっしゃるように高校野球は少年野球のお手本になることの宝庫です。
どれが宝と感じるかは指導者次第。甲子園はまだ続きます。もっと宝を見つけていきたいですね。
ナルさん、どうもです。
敗れた相手にも「気持ちの良い野球をする学校」と思われるのは素晴らしい事ですよね。
正直な話、同じ関東でも千葉の高校をあまり本気で応援した事はなかったんですが、安房高校だけは心の底から応援したいと感じています。
あの野球で明徳や天理と言った古豪にぶつかって欲しいと思いますね。