2005年10月20日

チーム選びに一番必要なのは・・・

私がよく(ほぼ毎日)行くブログで
『少年野球の上達講座 我が子をレギュラーにする秘訣』ところがあります。そちらで、ある中学生のチーム移籍に関する話題が出ていました。
思うところがあって、コメントを書き始めたんですが、あまりに長くなってしまいそうだったんで、いっそのこと自分の所で書いた方が良いなと思いまして、今回は書いてます。

詳しい内容は↑で見ていただくのが一番ですが、要は少年野球のチームメイトと中学に入っても一緒にやりたい息子さんを強引に硬式チームに入れてしまった親子の話です。

ウチもそうでしたが、今6年生の野球少年を抱えるご家庭は、中学に入った時にどこで野球をやるのかというのは、大変な議論を呼ぶテーマだと思います。そろそろそんな話が出始めてもおかしくない時期でしょう。

6年生くらいになれば、どんな野球がしたいのか、どんな選手になりたいのか、おぼろげに見えてる子はいると思います。その気持ちをどれだけ汲んでやるかは親子間の問題ですよね。金銭的な問題もありますし。
ただ実際に野球をやるのは子供ですから、まず子供がどう考えるかが最優先ですよね。どこを選んでも、嫌々では硬式、軟式に限らず上達しないでしょうから。

ウチの場合、他の家庭がどうなるか判らない段階(1月初旬)でシニアを選びました。
話し合いを始めたのは昨年の年末でした。

中学野球部の顧問は野球未経験者で、コーチとして高校野球経験者が来ているものの、その経験者の意見を顧問があまり聞かない、実力より年功序列型タイプだということは先輩の親から聞いて知っていました。
一方、硬式は我が家からほど近い荒川河川敷で多くのチームが練習していることも聞いていました。

幸いなことにまーぼのことを強く誘ってくれるシニアチームがいくつかありました。
少年野球の先輩(中学野球部)からも姉ちゃんを通じて強い勧誘も受けていました。

そうしたことを踏まえて話し合ったところ、まず真っ先にまーぼが言ったのが、

「俺は今よりもっともっと上手くなりたい。甲子園に行ける様な選手になりたい。だからシニアを選ぶ」

ただ硬式を選んだからには、それなりに覚悟が必要です。
練習の大変さ、四六時中一緒にいたチームメイトと別れること、野球部なら人数の関係でおそらく2年になれば自然と試合に出られるがシニアでは選手数が多いからレギュラーになれないかもしれないと言うこと、少年野球の先輩からの勧誘を断ち切らないといけないなど、多岐に渡る問題点を話し合った上での本人の選択でした。
それでも本人の意思は固く、冬休みになったら多くのチームを見て回るということで結論が出ました。
たぶん10チームちかく見たでしょう。実際に体験で練習に参加した物もあります。
その中で選んだ現在のチームですから、何にも優先してグラウンドに向かってます。

まーぼの代は、少年野球のチームメイト8人のうち、中学野球部に進んだ子3人、シニアが5人でした。5人のうち息子を含め3人が一緒のチーム、残る2人は別々のチームに行っています。結果的には4つのチームに別れる事になった訳です。しかし、どの子も友達と相談することなく、自分自身(と親)で出した結論です。
息子のチームに3人になったのもふたを開けてみれば一緒だったというだけで、本人同士も親同士もほとんど相談しあうと言うことはありませんでした。そして出した結論についての批評も一切しませんでした。

誰かに影響されてとか、誘われたからなんて理由ではのちのち良い結果を生みませんから。
私もコーチですから、親御さんから相談されたこともあります。
しかし、「息子さんがどんな野球がしたいのか、親子できちんと話し合ってください」
と、だけ答えて、あそこが良いとか悪いとかは一つも言いませんでした。

どんなチームを選ぶにせよ、一番大事なのは本人の覚悟です。
妥協で選んでしまっては3年間のどこかで、その妥協が顔を出すでしょう。
1日2日で決めなくても良いんですから、徹底的に話し合うべきです。

前述の記事の中学生は、話し合いではなく父親の独断で硬式と決定されてしまったのがとても残念でなりません。実際に野球をやるのは本人です。その本人が納得した形で練習に向かわないと上達も望めない。それどころか気もそぞろで怪我をしてしまうかもしれない。
どちらに転ぶにせよ、本人が納得出来る形を取って欲しいですよね。

最後に・・・

チームは別れてしまいましたが、8人は今でも友達です。
硬式に行った友達のチームと対戦する日もあるでしょう。
軟式の子とは、今はなくても高校で対戦することもあるかもしれない。
それは、それは楽しみなことです。
チームメイトが別れたしまうことは、決して悪いことではない、と、個人的には思いますよ。
夢がふくらみますから。
posted by かに at 13:35| 埼玉 ☔| Comment(11) | TrackBack(1) | 中学硬式野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かにさん、こんにちは。

愚息6年生が悩んでいるようです。
「まだ決めてないよ、2月まで考える」
先日、進学する中学野球部の試合を見てきましたが、声がすごく出ていて私の好きなタイプのチームです。野球部顧問の先生が変わったようで、チームもイキイキしていました。

少し離れた中学硬式チームの指導者も、素晴らしい指導者でした。体に無理をさせず、硬式野球の基礎をしっかり指導してから、高校に送ってあげたい、そんな言葉を頂きました。

次の野球人生を愚息が選択し、中学になったら親離れ子離れを考えています。
来年の今頃はどうなってるんだろうなぁ?
今から楽しみです。
Posted by metoo at 2005年10月20日 14:15
今日は、ここ以外のブログもじっくりと読ませていただきました。

いやぁ〜いろいろと奥が深いですねぇ・・・・・・・。
皆さんの熱心さに感心しっぱなしです。

うちの次男の例を挙げさせていただくと、
6年生からシニアに移る際に言った言葉は、
「自分の実力を誰も知らない、上手な先輩がいっぱいいるチームに入って、力を試してみたい。」
でした。

シニアの現役を終えた今、それが試されたのかどうかは本人に聞いてみないとわかりませんが、
小学校のチームのメンバーと別れて野球をすることも刺激になっていいと思います。
現に、各チームからの高校進学への情報交換も出来たりして、役に立っていますよ。

どこのチームを選ぶかは、“自分のやりたいこと”を追求するのがいいのでは?

次男は“バッター”として“内野手”として新しい世界へ飛び込みたかった。
また、仲良しのお友達は“投手”として育ててもらえる、進学のコネがあるチームを選んだ。

今でも仲が良く、自主トレは一緒にやっているところを見かけます。

大切なのは、そこで頑張れるか・・・ですよね。

な〜〜んか、私らしくなく真面目な意見ですみませんm(_ _)m (てか、なんで謝っているのか謎・・・)

Posted by Ayigus at 2005年10月20日 16:09
私の親は教員でしたが、私の進路についてアドバイスはしてくれましたが、高校、大学、就職と全て私の自由にさせてくれました。無理強いする様なことは一切無く。

だから、私も息子を放っておけばいいんですよね。そうしたら、自分で考えますから。でも、色々と自分の価値観を押し付けてしまうんですよ。

息子は5年です。自分の意思で進路を決めてもらいたいです。(がまんできるかなぁ〜)
Posted by 星 十徹 at 2005年10月20日 17:22
かにさんの所は4つのチームへ別れたんですね。
皆がそれぞれ頑張っている。良い事ですよ^^

自分の進む道は自分で決める。これが大事ですね。小学生ですとなかなかここまで決められない子も多いと思います。
そんな時、親や指導者がアドバイスで後押しも必要なんですが、それが行き過ぎて強制になると、子供の苦悩が始まるんですよね。
今回こうして問題提起出来たのは、閲覧されている皆様にも参考になったのでは? と勝手に思っています^^
Posted by ドラ夫 at 2005年10月20日 19:37
まーぼの母です。
少し補足させていただこうと思います。

本人が硬式をやると決める前に、私がまーぼに言っていたのは中学校生活のことです。
まーぼが通う中学校は、クラブチームに入っていると運動部には入れないと言われていました。
でも必ずどこかの部に所属しなければならない。となると、文化部に籍を置くしかなくなる。
そういうことを想定して、平日の長い学校生活をイメージしてみてと。

中学校における部活のつながりは、テニス部だった中3の娘を見ていましたのでとても大事だと思います。先輩後輩のつきあいが、そのまま学校生活に反映されたりしますし。
なにしろ月〜金の放課後は部活なのですから、横のつながりも縦のつながりも、それなりに強くなるわけですよ。
そういう体験はその年代だからこそできるもので、中学校生活においてとても重要だと思います。
だから私は、まーぼにも運動部に入ってもらいたかった。
でも、硬式を選ぶ以上は文化部です。
ですから、文化部になった場合のデメリットをまーぼに話し、よく考えるように言っていました。
運動部で体を動かしている友人を後目に文化部に行ったり、部活がない日は自主練をしなければいけない。
「それでも自分は硬式をやるんだ」という確固たる信念を持たないと、学校生活も崩れて行くのではないかという懸念もあったからです。

とまあ、野球の面だけでなく、いろんな方向から考えて、まーぼが出した結論は硬式。
自分はどうしても硬式がやりたい、そういう決心と信念が見えました。

余談ですが、中学入学後は陸上部で受け入れていただき、私も一安心というラッキーな結果に落ち着いたんですけどね。


チーム選びは頭を悩ますことだと思います。
学校により違いがあるとは思いますが、クラブチームを選んだ場合の中学校生活についても、子供とよく話し合う必要があると思います。
そして、本人が決断をし、それを親がバックアップするのが大事ですね。

バックアップの塩梅がムズカシイところですけど。(^◇^;)

・・・長文、失礼しました〜!
Posted by ゆずりは at 2005年10月20日 19:45

こちらには初めまして!です。

我が家の長男もまーぼ君と同様にとにかくうまくなりたいから強いところに行って自分を高めたいということでシニアを選択しました。少年野球の同期6人は中学軟式野球3人、ボーイズ1人、シニア1人と別れました。皆それぞれのチームで頑張っていまし、それをいつまでも応援したいです。親の思惑でせっかく野球を好きで続けたい子供たちが辛い思いをするのは悲しいですね。

チーム選びは本当に難しいです。子供の体力、野球へ対する気持ち、中学生活の過ごし方、親の協力の度合、考慮することがたくさんです。ベストな選択をしてるつもりでも何がどう転ぶかわかりませんし、、、  難しいです。
Posted by yuki at 2005年10月21日 01:04
metooさん、どうもです。

いいですねぇ。どちらを選んでも良い野球が出来そうですね。
しっかりとやりさえすれば、硬式でも軟式でも自分のためになりますから、じっくり考えるのが良いと思いますよ。

ただ、経験上一つだけアドバイスさせていただきますと、中学野球部なら問題ないんですが、硬式クラブを選ぶなら早期の入団をお勧めします。
早く硬式に慣れるということもありますが、知り合いのいないチームに行く訳ですから、早くから入っている方が溶け込みやすいということがあるからです。早期なら人数が多くない分、指導者や先輩からも早く名前と顔を覚えてもらえますしね。
チームにもよるんでしょうが、ご一考下さい。
Posted by かに at 2005年10月21日 01:58
Ayigus さん、どうもです。

いつになくマジメなコメントありがとうございます(笑)

1、2年生の頃は判りませんが、3年生としてキャプテンをやっていた時の次男君は力を発揮出来たんじゃないでしょうか。
現に1年生の多くにとってあこがれの存在ですからね、次男君は。
これからもそういう存在であり続けて欲しいと思いますよ。それが後輩にとって大きな刺激になりますから。

他チームに行った子の親からの情報っていうのはありますね。今のところは高校がどうとかではなく、お当番とかそういったことが中心ですが。
Posted by かに at 2005年10月21日 02:18
星さん、どうもです。

放っておくというのは微妙に違うかもしれません。
情報を与えてあげて、本人がどうしたいのかをよーく聞いてあげれば良いと思うんですよ。必要であれば、ちょっとだけ背中を押してあげても良いと思います。親の希望や思いはあくまでも控えめにしないと押しつけになっちゃいますよね。
大切なのは本人の決断です。親はその手助けをすればいいんじゃないでしょうか。
Posted by かに at 2005年10月21日 02:24
ドラ夫さん、どうもです。

他の地区は判りませんが、埼玉ではほぼ年内には少年野球の主要の大会は終わります。
あとは年明けにお別れ試合といったものがあるだけです。

そう考えると、6年生の子供を持つ親にとっては、今回のドラ夫さんの記事が考えるきっかけになったと思います。
考える時期としては早すぎることもないですし。

安易に硬式、安易に軟式ではなく、しっかりと考えた上での決断なら挫折のリスクも減りますからね。
出来ることなら多くの選手が挫折することなく、最低でも高校卒業まで野球を楽しんで欲しいですから。
Posted by かに at 2005年10月21日 02:32
yukiさん、はじめまして。

コーチの私としては、それぞれ違うチームになってしまいましたが、みんな可愛い教え子ですから、野球を存分に楽しんで欲しいと思ってます。
それらの子達が高校野球で対戦する日を楽しみにしている状態です。

選手によって状況は違います。
万人共通の“これがベスト”という選択肢があるワケじゃないですから、それぞれの家庭でじっくりと考えて欲しいですよね。
Posted by かに at 2005年10月21日 02:42
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Tracked: 2005-10-20 19:28