2007年07月25日

26番目の選手

シニアのベンチ入り登録は25人です。

チームによって3年生だけで25人を登録しているところもあれば、
1、2年生も含めて登録しているチームもあります。

我がチームの場合は後者。
登録には1年生から3年生まで全学年がいます。

現在ウチの3年生は21人。夏季大会で登録された1、2年生は5人。

誰でも分かりますよね。
夏季大会に登録されなかった3年生が一人いるんです。

その選手は2年生の時にウチのチームに入ってきました。
東北からウチと同じ市内の学校に転校してきました。

東北にいた頃はリトルリーグからシニアと野球にとっぷりと浸かっていたようです。
その頃はキャッチャーをやっていたそうなんですが、ウチに来たらなぜかセカンドを守ることを希望しました。

元々やっていたポジションじゃないですからね。
ウチの選手と比べても決して上手いと言えるレベルではありませんでした。
どうひいき目で見ても、同じポジションを守る中でも一番下と言わざるを得ません。

それでも彼は春の選抜ではメンバー入りして、他の3年生と共に背番号をもらいベンチ入りしていました。

しかし夏季大会からは「学年に関係なく実力優先で登録する」という方針になりました。
彼より上手い2年生セカンドがいると言うことではなく、使いたい、使う予定の1、2年生が5人いたからという事でした。

夏季大会が行われている時期、お別れ試合の意味合いのある新聞社主催の大会が行われました。
それまでに夏季大会を敗退しているチームは3年生中心で、勝ち残っているチームは1、2年生主体でその大会に臨みます。ウチは勝ち残っていましたから、1、2年生主体で臨みました。
彼はその大会に3年生で一人参加しました。

3年生父兄である私としては、出来ればメンバー入りしていなくても、彼はメンバーと一緒に夏季大会に帯同させて欲しいと思ってました。
しかし、リーグの決定ですから私があれこれ文句を言う訳にもいきません。

本当は彼も夏季大会に参加したかったに違いありません。あくまで私の推測ですけどね。
それでもリーグから言われた事ですから、大会に参加し、3打数2安打という立派な成績を残してきました。打撃は結構良いんですよ。紅白戦でホームランを打ったこともありますし。

選手権のメンバー登録は済んでいますが、まだ正式に発表されてはいません。
最後の夏なんだから、彼も一緒に登録して欲しいと私個人は思ってます。
しかし、選手権は真夏開催の6連戦。まさに総力で戦わないと一番上まで登ることは出来ません。
おそらく1、2年生の中から投手が一人追加されるのではと予想しています。

そうなるとやはり彼は登録されないでしょう。
以前彼は「夏季大会に登録されなかったらチームを辞めたい」と両親に漏らしていたそうです。
それでも両親に「最後までやり抜こう」と説得され、現在も元気に河川敷に通ってきています。

一時は進学先に我が娘の学校を考えていたそうです。
姉ちゃんの学校の野球部、弱いんですよ。
何せ、入学前には野球部マネージャーを希望していた娘が、「あまりに弱すぎて応援する気にならん」と切って捨てたくらいですから。

それが今は「せっかくこのチームでやってきたんだからもう少し強いところで」と、姉ちゃんの学校の近くにある別の学校を考えているそうです。この学校はまーぼの先輩も行っていて、数年前には夏の大会でベスト32に入ったこともある県立校です。

彼にとっては決して満足行く中学野球生活では無かったかもしれません。
しかし彼の野球人生はまだ道半ば。
前向きに前向きに頑張っている彼に、野球の神が舞い降りてくれることを願っています。
posted by かに at 01:34| 東京 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 中学硬式野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
野球の場合はレギュラー獲りの前にユニフォームを着れるかどうかという壁がありますね。まあ、どのスポーツも同じですが、それって仕方ないですが理不尽なことですね。
アメリカ人から聞いたことですが、アメリカではある意味自分に合ったチームを選択する様に導かれ、3年間ずっとスタンド応援ということなど考えられないとのことでした。日本は野球人口が多いですからね。仕方ないといえばそうなのですが・・・。
ご両親、本人の心中を思うといたたまれないですね。
Posted by 星 十徹 at 2007年07月25日 07:40
まだまだ!発展途上!

日本選手権が終わって高校入学までに〜体を作り上げ〜高校で化ける要素を準備!準備!

練習は嘘つかない!
努力は〜高校で開花すると良いですね(^-^)v
Posted by 健人ママ at 2007年07月25日 09:01
3年26番挫けるな、他人より努力しろ、負けるな、悔しさをバネにしろ!
私も子を持つ親であり、少年野球の監督であった。最終学年にいい思い出を残してあげることがこれからの人生にとって良いことだと思い、どんなに下手な選手でも最後には最終学年全員を使った。結果は低学年を含むチームに負けた!監督としてスゴク悩んだ。チームにいた上手な6年生に、また、その子を持つ親に申し訳ないことをしてしまった。
25名登録の中のたった一人、いいんじゃない入れてあげればと思う方が多いと思う。勝ち進んでいくためには、練習中、試合中に起こりうる選手の負傷を考慮しメンバーを組まなければいけません。監督は、時として非情にならざるを得ないのです。
一戦一勝を誓って勝ち進んでください。応援しています。
Posted by ツバメ30ロウ at 2007年07月25日 09:57
どうすることがベストなのかは答えはないと思うけど・・・・
 
 
ただただ・・・・せつないね
Posted by プーミー at 2007年07月25日 10:21
勝利を目指して・・・監督さんもつらいと思います。
8/5は地元藤代球場にお越しいただけそうでね。
何で藤代球場???と3つも?がつきますが。
学童野球の方が練習試合ですが、抜け出して是非ともお会いしに参上いたします。
頑張ってください。
Posted by RK at 2007年07月25日 13:16
どの年代のでも、またどのスポーツでも起こりうるジレンマですね。
ただ特に野球の場合、シニアを選択した子は、高いレベルにたった一人身をおいてもがんばろう!と決意した子ばかりだと思うので、そのジレンマもさらに大きくなるのかもしれませんね。
グランドにいても、ベンチにいても、そして最後にスタンドにいたとしても、最後に「このチームでよかった」と思える日々が過ごせたらいいですね。
Posted by ゆきだるま at 2007年07月25日 18:22
チーム事情やその他に色々あるとは思いますが、一人だけ外すというのもなんだか・・

1年生はまだ来年以降もありますし、ここは温情でも・・ と思ってしまいます。

まぁ勝負に徹するなら私の発言は『戯言』になりますね。 それは私も自分で認識してます。
Posted by ドラ夫 at 2007年07月26日 00:59
これはいじめ・見せしめです。
今までの監督さんの言動を考えればそうなんじゃないかと思うのです。
例えばそれで1年の僕がベンチ入りしてもまったく嬉しくありません。辛いです。
例えばそれで負けたとしても僕なら納得します。
シニアに入るのは高校で活躍できる選手になりたいからです。
経験値を上げる為、いい指導を受ける為。
決してシニアで勝つためではないと思います。
Posted by taro at 2007年07月26日 09:51
強豪と言われているチームでは、教育面と勝利をどちらを優先するかで、こうした話しは毎年起こっているのでしょうね。
たかが中学生、されど中学生。
チームそして監督さんの方針に従うしかないのですが、難しいです。
ただ最後まで、やり通すことは非常に大事ですし、そこから何かつかむものが必ずあるはずです。選手が納得する結果になることを願います。みんな頑張れ!
Posted by とんぼ at 2007年07月26日 11:48
星さん、どうもです。

やりたいチームでやってスタンド応援になるか、自分に合ったチームでやって試合に出るか。
難しい選択だと思います。
まさしく高校選択でウチも直面している事態です。
どれが正解というのがないだけにホント難しいです。
高校野球中継を見ていても、純粋に楽しむだけでは無くなってますね。


健人ママさん、どうもです。

そうですね。
まだまだこれから体も技術も伸ばす時間はありますもんね。
彼がこれからどれだけ努力していくか。
見守っていきたいと思います。


ツバメ30ロウさん、どうもです。

監督の苦悩。すごく伝わってきました。
ウチの指導者達も同じような思いなのだと思います。
彼のためにも1勝でも多く勝つことが選ばれた25人の責任なんだと思います。


プーミーさん、どうもです。

そうですね。
これがベストという答えはないと思います。
でも、心情的にはやっぱりね。うん、せつないです。


RKさん、どうもです。

藤代はあくまで初戦を突破出来たらですからね。
まずは初戦を勝てるように念を送って下さい。m(_ _)m
基本的に関東連盟の主催だから、関東で試合というのは間違いではないんですよね。
間違いではないんですが、なにも東京のチーム同士の試合を藤代じゃなくてもねぇ。
あ、だからあくまでウチが勝ったらですからね。

練習試合なのに抜け出せるんですか?そりゃあ申し訳ないですねぇ。
あまり無理をせずにお願いしますね。もし来られたら広報部長は?と言って頂ければすぐに教えてもらえると思います。


ゆきだるまさん、どうもです。

私にとって救いは、彼が今でも毎日笑顔で練習に参加していることです。
彼にとってはこのチームでやっているということ事態プライドなんだと思います。
卒団の時に彼の笑顔が見られるように、残り少ない日々を精一杯やっていって欲しいと思います。


ドラ夫さん、どうもです。

ドラ夫さんのおっしゃることはもっともだと思います。
しかし、私は去年の夏を体験しているから、これが正解なんだと思ってます。
あくまで私個人ですけど。気持ち的にはもちろん彼を入れて欲しかったですけど。
ウチのチームが強くあり続けるためには、こうした事も起こらざるを得ないのかもしれません。
でもやっぱり私も心中複雑ですよ。


taroさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

まず一言言いたいのは、これはいじめでもみせしめでもありません。それだけは断言出来ます。
スポーツに競争は付きものです。それが厳しい競争なのか、そうでもないのかはチームによって様々です。
ウチはその競争が激しいんです。
これでも今年の春まではそこまで厳しくはありませんでした。
しかし全国制覇を目標に掲げてやるからにはそれくらいの厳しさがどうしても必要になってくるんです。

確かに入った1年生の立場からすれば、その26番目の選手とどう接して良いか、迷うこともあるでしょう。
しかしウチではベンチ入りしているから偉いとか、レギュラーだから偉いということはありません。
先輩は先輩として、後輩は後輩として、分け隔て無く接しています。

野球はスポーツですから、勝利を目指さなければ意味がありません。
とは言っても勝利は結果です。
でもその結果を得るために良い指導を受け、経験値を上げるんじゃないでしょうか。

勝利が全てだとは思っていませんが、勝利によって見えてくるものもたくさんあります。
もちろん、私の考えがすべて正解だとも思ってません。
私の考えに否定的な人がいるとしてもそれは当然です。
こういうことはどこのチームでも起こりうることで、色んな意見がある。
それが当然なんだと思います。


とんぼさん、どうもです。

強豪と言われるようなチームは一学年30人以上いるところも珍しくないので、
そういうところでは毎年このような事が起こっているんでしょう。
ウチはまだ新興勢力だからこうしたことが今までなかったから
私も気持ち的に揺れてしまい、こういうことを記事にしたんでしょう。

ウチも現1年生は30人を越えています。
彼らが3年生になる時、ベンチ入り出来ない選手が複数人出ることになるでしょう。
一人だから気になるけど、複数だったらしょうがないで済んでしまうのか。
やっぱり複雑な気持ちです。
出来れば3年生は全員ベンチ入りさせたいところですが、人数制限がある以上しょうがないことなんですよね。
Posted by かに at 2007年07月27日 03:35
九州のどこかの県か忘れたけど、今年から三年生は甲子園県大会予選の開会式には全員参加できるようになったニュースを見た。

紛れ込んで26番目で歩かせちゃえ!
広報部長の助手です!って言えばなんとかならない?^^

Posted by metoo at 2007年07月27日 05:33
metooさん、どうもです。

広報部長には大した権限はないですって。(^_^;)
春に神宮で行われた開幕式は26人で行進しましたが、選手権はどうだろうなぁ。
事務局に聞いてみますが、ホント、26人で歩けたらいいなぁ。
Posted by かに at 2007年07月30日 09:09
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