
写真の様な高級肉。一番高い奴だと1人前1800円。
とある野球選手が行った店で、その選手が食べたのと同じ肉の写真を撮って来いと言う指令でね。
なんて贅沢な、羨ましいって思うでしょ。
俺も、なんてステキな仕事だろうって思ったよ。最初はね。
さすがにね、その選手が何を食べたかを正確には教えてもらえない。でも注文した肉を撮影する許可はとった。
ブランド牛が売りのそのお店。当然それを中心に頼むわな。
一皿2人前(約200g)を6皿。合計1kg以上の肉が揃った所で撮影を開始。
出来る限りボリュームがある様に、見栄えがする様に皿を入れ替えつつ撮影し、15分くらいで終了。
当然撮影が終了すればあとは片付けるだけ。
そこからが食事タイムですわ。
最初の内は至福の時を味わっていました。
が、それも長くは続かないよね。
良い肉ってさ、大概霜降りじゃん。
霜降りって要は油でしょ。
いくら美味い肉でもこれだけ油たっぷり連発だとね、しんどくなってくるのさ。
その場にいたのは私とカメラマンともう一人の記者。
3人で話をしながら食べ続け、2/3ほど消化した時点がピークでした。
だってさ、2人前×6皿だから12人前。それを3人で分けるんだから4人前は食べなきゃいけないのさ。
もうね、肉の美味さを味わう気持ちにすらならない。
もはや苦行だよね。
もちろんベルトは一番ゆるくした状態。それでももう箸が伸びないのよ。
やっぱりさ、40越えてこの肉の量はムリがあるよね。
残る2人に頑張ってもらって完食しましたけどね。
いやー、あまりに贅沢な苦行でした。
しばらくは焼き肉はいいや。
・・・なんてね^^;
やっぱり、楽なお仕事は無いってことですね。
ホントに呼びたかったですよ。
たぶん5人くらいで食べたらちょうど良かったでしょうから。
市内に住んでるM先生や近隣の市に住んでるM君とか、呼べば良かったですよ。