日々、熱い試合が行われている高校野球。
昨日のエントリーでも書いた通り、まーぼの後輩達は残念ながら勝利する事は出来ませんでした。
一方で劇的な勝利を得たチームがあります。
シニアの後輩がレギュラー出場している東京NO.1の強豪T京高校です。
うちのシニアからは毎年選手が入部しているんですが、今年のチームでは1年、2年、3年にそれぞれ1名ずつメンバー入りしました。
ちなみに1年生ながらメンバー入りを果たしたのは昨年我がシニアの選手権準優勝を支えたエースのO君。
まだ強豪高校に通用するとは思わないけど余裕のある展開だったら1イニングくらいの登板機会があるんじゃないかなぁと期待しています。
2年生は野手なので、代走や守備で出場があったらなぁと期待してます。
そして3年生はバリバリのレギュラー。
かつて拓郎とゴールデンコンビだったY君の弟です。
兄は慶応大学野球部で1年生ながらレギュラーになってますからもう名前をイニシャルにするのもどうかと思いますが、この呼び名で慣れちゃったからこのままで行きますよ。
高校通算77本塁打の兄と違い、弟はどちらかと言えばアベレージヒッター。あまり長距離打者タイプじゃないかな。もちろんY君の弟ですから良いバッターですよ。
第一シードのT京高校は3回戦から登場。
その対戦相手として勝ち上がって来たのは、甲子園出場もある修徳高校。
三回戦では屈指の好カード。
仕事が無ければぜひ見たい試合でした。きっと神宮球場は相当混んだでしょうね。
試合は序盤修徳が2点リード。中盤にT京が1点を奪い1点差で終盤に突入した。
そして迎えた7回。
Y君が2ランホームランを放って逆転!
試合終盤で大きな仕事をしました。
しかし試合はそのままでは終わらなかった。
最終回、2アウトランナー無しから修徳が粘ってなんと逆転してしまった。
最後の最後で逆転にまで持って行った修徳の底力はさすがの一言。
しかしT京の底力も凄まじかった。
アウト3つで甲子園の夢が消えるという土壇場でなんと前の打席でホームランを打ってるY君に打席が回った。
そしてそのY君の放った打球はまさかのスタンドイン。2打席連続でのホームランとなりました。
修徳ナインも相当落胆したんでしょうね。ランナー無しですからここで切っていればまだわからない展開だったんでしょうが、この後、またチャンスを作ったT京がサヨナラヒットで劇的な試合に決着をつけました。
散々多くの高校野球の試合を見て来たうちのシニアの代表ですら「こんな試合あるんだなぁ」と驚くほど。
私も現場で見てたら鳥肌立ったでしょうね。
直接応援は出来なかったけど、その夜にY君母におめでと電話をしたよ。
息子の試合をずっと見て来た母だけど、さすがにぐったり疲れてたね。そりゃあそうだよね。
でも勝った後のこのぐったりって気分がいいんだよねー。
息子の高校野球が終わって2度目の夏。
周りには退屈な週末を送ってる父兄がたくさんいるんだけど俺はまだまだ忙しい。
息子同然の後輩達が楽しませてくれる。
これぞ中学野球に関わる醍醐味だよね。
2012年07月14日
この記事へのトラックバック
>アウト3つで甲子園の夢が消えるという土壇場
そんな場面で2打席連続のホームランを打っちゃうとは、”持ってますね”!^^
トーナメントだけに最終回の大きなドラマが待ってたりするんですよね。
どれだけの練習をしてきたのか、目標に向けてどんな日々を過ごしてきたのか。そんな思いが詰まった最終回の1イニング。
負けていても笑顔で仲間を応援しているチーム。涙涙で声を張り上げているチーム。
T京はその時どうだったのか。現場にいたので分かりません。
これからもそんな1イニングに注目して高校野球観戦をしていきたいです。