2006年11月08日

今回はちょっと重い話ですが・・・

連日、テレビ、雑誌、新聞でいじめに関することが報道されています。
いじめというのは私の子供の頃から存在していたし、これからもきっと無くならないと思います。残念なことですが。
皆さんはチームの指導者でいじめに関することを論じ合ったことがありますか?
私はかつて酒を飲みながらという状況ではありますが、したことがあります。

そういうことを話すと、自然の流れで、いじめた子だけが悪いのか、いじめられた子に落ち度はないのか、という話になります。
これまでの人生でいじめられたことがない人に限って、「いじめられた子もイヤならもっと強く拒否すべき」という様なことを言う傾向があります。これは大人でも子供でもです。
いじめられた子にも落ち度があるという論調ですね。極端な言い方ですけど。

ではいじめた側だけに問題があるのか。私はいじめる子にも確信犯でいじめてる子と、いじめている自覚無しにいじめてる子がいると思ってます。

前者となるとかなり陰湿ですが、後者はどのクラスでも少なからず潜んでいるのではないでしょうか。

少年野球関係者が読むことが多い私のブログでこんなことを書くのは、この後者のことが気になるからです。

たとえば足が遅い子、ボールを正面で取れない子、きちんとしたフォームで投げられない子、きちんとしたフォームで打てない子。知らない間にそれらの子をネタにして笑ってませんか?
福岡県の中学生がいじめによる自殺をした件で、教師によるからかいがいじめの発端になったということがありました。
それだけ子供は大人の話、行動、意見に流されるんです。
かと言って、ことさら神経質になる必要はないでしょう。真剣に選手と接していれば、選手の微妙な変化に気付くでしょうから。そのときはすぐにフォローしてやれば良いんです。

それともう一つ、気になっていたのは、「イヤならもっと強く拒否すべき」というような、いじめっ子的思考をする大人が意外に多いことです。
たとえば「分からなければ分からないって言えばいい」なんて考えたことありませんか?
選手は指導者に「分かりません」とは簡単に言えないんです。
分かるようになるまで根気よく指導しないで、根性論だけでやっていては、いつか「練習がつらい」といって辞めて行ってしまうでしょう。そしてその根気の要る練習を当事者だけをターゲットにやっていませんか?

ウチの総監督が練習中によく使う言葉があります。

「俺はミスしたお前を責めてるんじゃない。そのプレーが良くないって言ってるんだ。プレーのことを注意してるんだから、他の選手も自分にも起こることだと思って聞かなければいけないんだ」

少なくともチーム内でのいじめで野球を辞めた、なんて子が出ないようにしなければいけないですよね。
posted by かに at 03:26| 東京 ☀| Comment(19) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちの子(6年生)は練習中、納得いかない事があり、進言した事が何回かあるようです。
その中で問題になったのが2回あります。

1回目は生意気だと言われ、他の理由も付けられキャプテンを下ろされました。
2回目はもう来なくていいといわれました。周りの子たちは同情的でした。
両方とも、うちの子は間違った事は言ってません。
「こうやれ!」と指導があり、「でもそうすると○○だから、こうした方がいいんじゃないでしょうか?」という感じです。
言い方も生意気な言い方ではなかったようです。でも指導して下さる方は言われた時、それが当たっているだけにカッとするようです。

納得いかない事があったら聞けば?と、母は言ってきましたが、それからはもうそんな事は言えなくなりました。

だいたいそういう事が起きる時って、指導者が一人の時です。朝練、夜の体育館練・・たまたま他の大人がいない時。歯止めが効かなくなるようです。
Posted by 尚まま at 2006年11月08日 08:32
うちの子(6年生)は練習中、納得いかない事があり、進言した事が何回かあるようです。
その中で問題になったのが2回あります。

1回目は生意気だと言われ、他の理由も付けられキャプテンを下ろされました。
2回目はもう来なくていいといわれました。周りの子たちは同情的でした。
両方とも、うちの子は間違った事は言ってません。
「こうやれ!」と指導があり、「でもそうすると○○だから、こうした方がいいんじゃないでしょうか?」という感じです。
言い方も生意気な言い方ではなかったようです。でも指導して下さる方は言われた時、それが当たっているだけにカッとするようです。

納得いかない事があったら聞けば?と、母は言ってきましたが、それからはもうそんな事は言えなくなりました。

だいたいそういう事が起きる時って、指導者が一人の時です。朝練、夜の体育館練・・たまたま他の大人がいない時、歯止めが効かなくなるようです。
Posted by 尚まま at 2006年11月08日 08:34
うちのチームでグランド挨拶の仕方が変わったとき、長男だけ知らなくて出来ませんでした。(前回の練習時に風邪で休んだため)その時、「習っていないので知りません」と言った長男を見て【しっかりと意見が言えている】と誇らしく思いましたが…監督は「休んだのはお前のせいだから、しっかりと聞いとけ」と…実際は難しい問題かもしれません。
Posted by とうさん at 2006年11月08日 11:10
先日のチーム69での話の続きですが、私は飛び足して行って良かったのでしょうか?
誰も気づいていないようでしたから、コーチの方だけにも話をしようと思っています。

昔はベンチ入りできなかった先輩が、後輩に嫌がらせのいじめはありましたが、今は違った意味の今のいじめが起こる可能性があります。

特に野球技術が劣っている子に対して、上達が早い子がどう接すれば良いのか、しっかりとした指導者が大人が必要と感じます。
Posted by metoo at 2006年11月08日 15:29
ウチのチームに先月から新入部員が入りました。
2年生なのでヤンチャボーイズたちと一緒に練習していますが,ヤンチャボーイズは,やっぱり露骨な物言いであれこれと指摘します。

また,私もついつい「声が小さい,大きな声を出せっ!」とか言ったりするのですが,日ごろ大声を出したことのない彼は「なんていったらいいの?」という感じでした。

ここで「何で声が出せないんだ(-"-)!」と言ってしまうか「ヘ〜イ!とか,お〜っとか言ってごらん」と教えてあげられるかが「分かれ道」ですね。
Posted by K太父 at 2006年11月08日 17:58
いじめられないように強くなるっていうことが、往々にして、自分の周りに膜を張る(壁ほどの厚さではなく)ことになるのではないかと…。膜をはることで自分を守るつもりが周囲に鈍感な子になってしまう。
『自覚無しに…』というのはひょっとしたら、その結果なのかもしれません。
いろいろな子達がいること、同じ言葉にもさまざまな反応をする子がいることを、周囲の大人だけでなく子供達同士もわからないといけない。
弱くても強くても関係なくて、隣にいる子の気持ちを察してあげることがお互いできたら、いじめに一時は苦しんでもいじめで命まで落とす子はいなくなるかも。

重たいですね。
Posted by oba3 at 2006年11月08日 18:35
イジメの芽を摘む
最近の話です。
新チームの練習が始まりました。入団2年を過ぎたが3回に1回は休みいまだにゴロさえまともに捕れない万年補欠5年生の起用に指導者は正直頭を抱えています。
所属するからにはどんなに出来ない子でも最終学年までには何とかしてチャンスをやらねばならないのですが 現状2年生以下のレベル。試合どころかノックでセカンドにつくも真正面の緩いゴロ以外は全く捕れず。
コーチも最後は
捕れなくてもボールに追いつき体かグローブに当て止めよ!と叱咤。
右に左に2〜3歩でヨロヨロし挙げ句に自分につまずきコケる。
それをレギュラー低学年数人がドッと笑いました。
間を入れず新キャプテンが「お前ら笑うな!」厳しい声で制止。
その直後 笑った子らが
「頑張れ!捕れるぞ!惜しいぞ!前だ!そこワンバンで!」などと声援を始めました。
イジメのつもりはなくともこういうところから 始まるのでしょうね。
さすがのキャプテンでした。

Posted by ジャビ子 at 2006年11月08日 23:04
私は子供の頃、ぞくにいう「イジメっ子」でしたね・・
ただ今のような陰湿な感じではなく、ドラえもんのジャイアンのような感じですが。

下手な子を笑うような選手がいたら、私はかなり厳しく注意します。
思い上がりは本人のためにもなりませんから。

それにしても悲しいニュースはもう勘弁してもらいたいですよねぇ・・
Posted by ドラ夫 at 2006年11月09日 00:41
悲しいかな、私はどうしたって「いじめ」は無くならないと思います。人間の業だと思っています。
私は小学生の時、とあることから一人の友達を仲間はずれにしていた経験があります。その時は集団でしたし、全く罪悪感はありませんでしたが、今から考えるととんでもないことです。(その後一緒の部活に入りましたが)
また、逆に中学に入ったばっかりの頃、いじめらしきものに逢った経験もあります。いじめと言えるほどの厳しいものではありませんでしたが。
よって、双方の気持ちがちょっとは判ります。対処方としてはどうしたらいいのでしょうか。難しいですね。最後は親が守るしかないのでしょうね。他人のせいにしても仕方ないですから。

あと、私が言いたいのはマスコミについてです。精神が成熟していない頃って「今俺が死んだら皆びっくりするだろうなぁ〜」みたいなことよく妄想しますよね。そんなタイミングで、TVの自殺報道を見てしまったら、妄想が現実のものとしてとらえられてしまう危険が大きいと思うのです。よくは知りませんが、欧米では伝播する危険があるので自殺報道に報道規制がかかっていると聞いたことがあります。
酷いいじめ事件があったことは、マスコミが報じることによって隠蔽が防げるという抑止力になりますが、危険も大きいと思っています。難しい問題ですね。
Posted by 星 十徹 at 2006年11月09日 07:27
 いじめは絶対に無くなりませんよ。集団で共存する農耕民族でにとっては、「異端者」は集団性を乱すもの。それを排除しようとする精神構造を日本人は受け継いでいますからね。「村八分」「同和問題」が良い例です。私の前の世代では、「貧乏、片親、あいの子」でイジメが存在していました。
 しかし、昔と今との決定的な違いは、昔はいじめられていても、救いの手がったのと、イジメの理由がはっきりしていました。
 昔のイジメられっ子には、それを庇う友人や、たしなめる子、毅然と注意する大人が存在していましたが、今は、全く味方がいなくなることです。
 また、単なるストレス発散としか思えたに、理由もないイジメが発生する。自分もイジメられたくないから同調する。教師までが、「かまいやすかった!」では、どうしようもありませんね。
Posted by フルコーチ at 2006年11月09日 10:54
尚ままさん、始めまして。コメントありがとうございます。

指導者と言えど人の子。虫の居所が良い日、悪い日があることは否定出来ません。
しかし、それを選手にあからさまに出してしまうのはいけませんよね。ましてや来なくていいというのは言ってはいけませんね。

小学生も高学年になればきちんと考えて発言出来るようになります。(個人差にもよりますが)それをきちんと理解して、子供であっても、上から見下ろすだけでなく、一人の人間として接しなければならないと思います。
ただ、高校生以上になると理不尽であっても従わなくてはならない場面も出てきます。そういうこともあるということも話してあげると良いと思いますよ。
Posted by かに at 2006年11月09日 14:08
とうさん、どうもです。

読んでいると、監督も振り上げた拳のやり場に困って「休んだのは・・・」と言ってしまったように感じます。

それより、休んだことを分かっていながら、挨拶が変わったことをチームメイトが教えてくれなかったことが寂しいですね。
コメントでは、休んだのが前日なのか前の週なのかわかりませんが、一言「この前休んでるときに挨拶がこう変わったぞ」と言ってくれれば、誰も不快な思いをしないで済んだと思うんです。
仲間を大切にするってそういうところにも現れるんじゃないでしょうか。
Posted by かに at 2006年11月09日 14:18
metooさん、どうもです。

>特に野球技術が劣っている子に対して、上達が早い子がどう接すれば良いのか、
少年野球において、まさにこの部分が一番いじめに関係する可能性が高いですよね。
だからこそ、この部分を指導者がどうやっていくかが大事なんだと思います。
まーぼの一つ下の代の監督は、脱落者を出さないということを主眼に置いて、野球技術が劣っている子に基準を合わせた練習をしていました。これによってまーぼの代でも試合に出場していたような選手は伸び悩んでしまいました。
何が正解なのか、難しい問題ですよね。
Posted by かに at 2006年11月09日 14:40
K太父さん、どうもです。

まさに今日のエントリでドラ夫さんが書かれていますが、声を出すというのも練習が必要なのかもしれませんね。
普段の学校生活においては、グランドで求められるような大声を出すような場面はないですから、入ったばかりの選手にとっては、何をどう出していいのかすら分からないでしょう。
野球技術同様、声の出し方も指導すべきことなんでしょうね。
それに気付いてやる指導者がいるかどうかで、選手のやる気が変わってくるでしょう。
Posted by かに at 2006年11月09日 14:44
oba3さん、どうもです。

自分を守ることばかりに気を取られて、人のことを気遣ってやる余裕が無くなってしまっているんでしょうね。
周りの大人が子供達の心を気遣ってやれば、子供も余裕が出来て周りを見ることが出来るようになるんでしょう。

やはりいじめを防いでやるのは大人の目ではないでしょうか。
Posted by かに at 2006年11月09日 14:53
ジャビ子さん、どうもです。

素晴らしいキャプテンですね。
まさにキャプテンになるにふさわしい人材だと思います。
彼にはミスをしてしまったときの悔しさ、エラーをしてしまった時の悔しさがしっかりと頭の中に残っていて、補欠君の気持ちが分かったんでしょう。
彼のような選手がいれば、チームの和はしっかりと培われていくでしょう。

こんな選手、いや、こんな人間を育てなくてはいけませんね。
それが周りの大人の仕事です。
Posted by かに at 2006年11月09日 14:58
ドラ夫さん、どうもです。

ドラ夫さんの今の文章を読むと、昔いじめっ子だったなんて思えませんよ。まさかジャイアンタイプだったなんて (^^)

下手な子を笑うような子は絶対に上手くならない。私はそう思ってます。プライドを持つことは大事ですが、自分のことを過信してしまうのは良くないです。これには親の影響が多分にあるでしょうね。
Posted by かに at 2006年11月09日 15:12
星さん、どうもです。

マスコミによる抑止力と模倣の関係は、すごく考えることがあります。確かに紙一重の問題です。

話はちょっと違うんですが、世界史履修問題で何人かの校長先生が自殺されてますよね。死者を冒涜する訳ではないんですが、私はこれら校長に対して非常に憤っています。
生徒のことを思っての事かもしれませんが、それでなくても履修問題でナーバスになってる受験生が、校長の自殺でどれだけ動揺するか、本当に考えたんだろうかと思ってしまうんです。

これはいじめによる自殺にしても同じ。自分が死ぬことによってどれだけの人間がつらい思いをするのか。どれだけの人が悲しんでいるのか。
マスコミはそういった点もきちんと報道しなければいけないと思います。

Posted by かに at 2006年11月09日 15:19
フルコーチさん、どうもです。

星さんも書かれていますが、私もいじめはなくならないと思う方です。
人間というのは自然と自分と他者を比較する。そして自分より劣っている部分をついつい探してしまうものだと思います。
それでも良いことはいい。悪いことは悪い、と親を含めた周りの大人が教えてやれば、度を超すことはないんでしょうが、大人が自体がそれをきちんと教えられないんですから始末に負えません。
大人が自分と自分の周りばかりに目を向けるんではなく、広い視野を持たなければいけないんではないでしょうか。

岐阜県の中2の女の子がバスケ部仲間のいじめで自殺したという事件がありました。報道では自殺後にもそれらいじめていた子の非常識な言動が伝えられています。これはひとえにその子達の親がどれだけ命に関する教育をしていたかということに尽きると思います。情けない話です。
Posted by かに at 2006年11月09日 15:33
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