本当はもっと前に載せる予定だったんだけど、予想外にニューマシンを手に入れちゃってそっちに掛かり切りになっちゃってたんでね。
とにかくスパッと写真の話題に行っちゃいましょう。
今回の出張でどうしても行ってみたかったのが「首里城」でした。
城好きってほどでもないんですが、旅先では可能な範囲で時間を作って城を見に行っています。
歴史的建造物が好きなんでしょうね。
6年前に沖縄出張した際は、名護と石垣島が仕事場だったため那覇は帰京当日にちょっと寄った程度でした。
それが今回は那覇を起点に動いてましたから。あとは時間を作れるかどうか。
行きたいところは色々あるけどあくまで仕事がメインですからね。
でも自由な時間は1日1〜2時間あるかどうか。
しかもノロノロ台風15号が接近中。明日の天気がどうなるのかすらわからない状態でした。
結局、沖縄ではそれほど猛威を見せつける事無く離れて行きましたから、無事首里城にも行く事が出来ました。
今回は写真をたっぷり使うのでトント〜ンっと進めちゃいますよ。
車を止め、守礼門を通り過ぎ、見えてきたのがこちら。
「歓会門」
さらにどんどん奥に進むと、城とは思えないほど真っ赤な門。
もちろん当時の建物じゃなくて復旧されたものだけどね。
この門から先は有料エリア。
門をくぐると王が住んでいた建物が。
日光東照宮も派手だったけど、首里城はその比じゃないね。
城の中だってこの通り。
ここは王が姿を現す時の間なんだとか。
後ろの階段を使って降りてくるんだって。
他にもこんなところも。いやーまぶしいったらありゃしない。
沖縄と言えばシーサーってなっちゃうけど、首里城にはたくさんの龍がいました。
龍については沖縄独特な雰囲気って訳じゃなかった。
でも城にこんな飾りがたくさん付いてるってのはあまり無いし、城というより神社みたいな感じだったね。
まあ、色鮮やかに復旧されてるからってのもあるんだろうけど。
後に調べたところによると、聖域的な意味合いもある場所ってことだから、神社って感覚はあながち間違いじゃなかったのかもね。
素晴らしい歴史的な建物だし、すごく立派な建物だけど、あまりに奇麗すぎてね。
逆にもっと当時の建物が残るところが見たいって思っちゃった。
で、沖縄を離れる前日。
夕方のギリギリでしたが、まさに希望通りの場所を訪れることが出来ました。
それが「中城城(なかぐすくじょう)」
当時の石垣がそのまま残る素晴らしい場所でした。
建物は残っていないけど、逆にそれがこの場所の魅力だと思う。
で、この城を見て回っていてよく見掛けたのが「拝所」という場所。
まさに言葉通り、拝む場所。
そもそも沖縄にはこの拝所があちこちにあるみたいなんだけど、中城城には8カ所の拝所があるそうです。
もちろんそのすべてで拝んできましたよ。
一生懸命拝んだし少しはパワーをもらえたかな?
で、城の写真はここまでなんですが、この城にはちょっとしたおまけが付きます。
それは城の奥にある廃墟。
かつてこの城を中心とした公園が建設され、それに併設されたのが写真の「中城高原ホテル」でした。
厳密にはここはすでに管理区域外になるらしく、こんな立て看板もありました。
事件、事故って・・・!?
ここから先に入るのは自己責任です。私は入りましたが皆さんにはオススメしませんからね。
城の方から見ると、こんな風に見えます。
沖縄らしい天気の時ならこんな場所でも一人でスイスイ行けるんですが、この日は台風の影響もありどんよりとした空が広がってる。
当初は写真でも分かるようにちょっと晴れ間も見えたんですが、次第に天気が悪くなりまるで歓迎されない場所に足を踏み入れた様でした。
こんな場所ですから、多くの人が足を踏み入れ、建物には落書きが無数にされていました。
こういうところは沖縄も関東も一緒ですね。
センスが無い。これじゃあ廃墟の怖さも半減しちゃいますよ。
10数年前、田園調布にある廃墟に一人で行き、楽々と写真をたくさん撮って記事を作った私ですが、今回は何か嫌な感じがしていました。
本当は一番奥の建物(段々になってるあの建物)まで行こうと思っていたんですが、なぜか途中でギブアップ。
すごくイヤな予感がして途中で引き返しました。
そしてその予感が正しかったのかどうかは定かではありませんが、禁止区域を出る頃には大雨が降り出していました。
まだ中にいたら、きっと廃墟の中で雨をしのいでいた事でしょう。
実は私がこの廃墟に足を向けたとき、一組のカップルが先を歩いていました。
写真を撮りながら歩く私とそのカップルは次第に距離が離れて行き、私が足を止めた時はこれくらいの距離が離れていました。
すごく違和感を感じて引き返そうと思い始めた時に撮った写真です。
この後、このカップルがどうなったのか、私は知りません。