なんだか、まーぼの部屋関係のエントリは非常にレスポンスが良いんですよねぇ。
俺の文章よりもまーぼの部屋の写真の方が笑いを取れるなんて、ちょぴりフ・ク・ザ・ツ。
コメントにも書きましたが、まだ載せていないまーぼの部屋の秘密はあるんで、おいおいやっていきますからお楽しみに。
さて、今日のエントリは昨日とうってかわって深刻な話です。
言ってみりゃあ、俺の愚痴みたいなもんですわ。
そんなもん読んでられるかって人以外は是非読んで下さい。
そして叱咤激励するアイディアがあったら是非私に教えて下さい。よろしくお願いします。
今月3日にエントリした“上級生対下級生”で書いたとおり、1年生に対する指導者達の評価が日に日に上がっている。
その中でも、先日の3年生と2年生の対決で、2年生チームの先発で投げたIT君は抜群の評価。
この夏の大会でも1年生でただ一人、ベンチ入りメンバーに登録されている。
彼以外にもすぐに2年生と一緒にプレイしても遜色がない選手がまだ4〜5人はいる。
この連休中、連日紅白戦をやり、それらの選手はどんどんテストされている。
この秋からのことを考えれば、下からの突き上げというのは戦力向上には欠かせないものだから、頼もしい限りだ。
ところが困ったことに、それに反比例するように2年生の評価はグングン落ちてしまっているのだ。
1年前は同じように期待され、このメンバーなら全国も夢じゃないとまで言われていたのに、周囲の目は厳しくなるばかり。
実際、連休中には2年生が集合したかと思えば、総監督からの小言ばかり。
しかもそのどれもが、怒られて当然とも言える内容だったりするのだから情けない。
まーぼを含め、数人の2年生は3年生と一緒に練習していたから、その小言の対象外だったりしたのだが、今後新チームになったらそうはいかない。
総監督から中心的に怒られるのはキャプテンとキャッチャー。これはウチの伝統だからほぼ間違いない。
となると、このままで行ったらまーぼは連日、連帯責任で殴られることが目に見えている。
さっき書いた通り、1年前は期待され、注目されていた2年生達が、いきなりこうなってしまった訳ではない。
今までに何度も書いている通り、今の3年生は18人。登録が25人だから7人の2年生が選手として登録されている。
この選手の選択は当然指導者がしているのだが、その選手が固定化されてしまっていることが、根底にあるように思われる。
25人の2年生の内、一度でも背番号をもらったことがあるのはまーぼを含めて11人。
その中でもバッテリー組を含めて5人くらいはほぼ固定。確かにまーぼは最初に登録されたときからずっとそのまま背番号をもらえている。つまりは2人の枠を20人で争っていることになる。
これは数字的に見ても厳しいことはすぐにわかる。
指導者としてはまずレギュラー、次に背番号組を優先させて練習させるから、もらえると必然的に練習時間や内容に偏りが出来てくる。
しかも今年から1年生の父兄で社会人野球の経験者がコーチとして新たに加わったから、1年生はB面を使ってそのコーチの元、みっちり練習をしている。
当然である。大半の1年生は3年生とでは力の違いがありすぎて、一緒に練習できないんだから。
ところが、その光景を見た一部2年生父兄が「背番号をもらえていない2年生もB面で練習させてくれれば良いのに」という声を漏らしはじめた。
それを聞いて、ちょっと待てよと、思わず言ってしまった。
2年生達も去年ずっとB面で練習してきたじゃない。
昨年6月、新チームになってから、まーぼ達背番号をもらえた2年生(当時1年生)がA面で球拾いばかりさせられているときに、ほとんどの2年生(当時1年生)はB面でみっちり練習していた。
オープン戦でもB面で1年生が2試合やってるときに、まーぼ達はA面で声出しばかり。
経験が大事なキャッチャーだからどんどん試合に使って欲しかったけど、そこは指導者に任せて見るだけの日々が続いていた。
少なくとも去年の後半半年に関しては、まーぼよりB面で練習していた2年生(当時1年生)の方がよっぽど野球をやっていた。
しかし、総監督の目が届きにくいからか、B面での練習は緊張感に欠けるものが多かったのは事実。
2年生(当時1年生)を担当するコーチも優しい人で注意はするけど、声を荒げることはほとんどない。
だからかもしれないが、A面で緊張感を常に感じていた選手達との差がどんどん開いていってしまったのだ。
その選手達が大多数の選手達をどんどん引っ張っていってくれればいいだけど、多勢に無勢。大多数がダラダラしてたら修正するのも至難の業。
それがここに来て一気に露呈して、総監督の目にしっかりと入ってしまったのだ。
1年生がしゃにむにやってるだけに余計にそれが目に付いてしまったのだろう。
2年生にとっては今から3ヶ月は正念場になるだろう。一部の選手はそのポジションを1年生に奪われてしまうかもしれない。
しかし、あれこれ不満を言ってるくらいならしゃにむに練習して、評価を覆させればいいんです。
一部抜きん出た身体能力を持った子がいたとしても、現時点のトータル的な実力はまだまだ2年生達の方が上。それは間違いない。
であれば、ウチの基本である『とにかく声を出す』『グラウンド内は全力疾走』を心掛ければ評価はすぐに変わっていくでしょう。
まーぼにも常に言い続けている言葉がある。
『監督が使いたくなる選手になれ』
息子が2年生ですから、2年生の選手達に特別な思いあるのは事実です。この代もすごいね、って言われるようになって欲しい。ホントにそう思ってます。
2006年05月10日
この記事へのトラックバック
うちも1年生のピッチャー数人は、なかなかの実力をもっており、うかうかしておれません。
ただ、ダラダラ感はまだ今のところ生まれてないように思います。
手前味噌ですが、うちのチームの場合は1年のほかに、息子の加入が一部の2年生に刺激を与えているようです。
息子も必死です。ロードワークでは手を抜かず、ほぼいつもチーム全体でTOP5までには入っています。それに刺激を受けた子が、今まで親がいくらいっても自主練でロードワークをしなかったのに、急にロードワークを始めたと聞いています。
2年の正二塁手の怪我で、一番手に使ってもらえている二塁手の子も、練習試合で途中から守りにつく息子の動きを見て危機感を持ってきています。(決して息子がうまいということではありません。とった後の判断やフォーメーションがその子より解ってるという感じ)
あいつらに負けるか。監督を見返してやる。
そんな気持ちで頑張って欲しいですね。
それにしても親って同じようなことを言っているもんですね。
さっき、塾に送っていく車の中で
「野球の神さんが味方したくなるような選手にならなあかん」といったところです^^;
多かれ少なかれ、父兄の不平不満は出てくるよね、どこのチームでも。
特に、息子をシニアに入れる父兄は熱心な人が多いから“大満足”と言う人は少ないかも。。。
それを考えると、最初の「チーム選び」ってのがいかに重要かってことだよね。
シニアでは“来るもの拒まず”だから、誰でも入団できるワケだし。
高校ではセレクションで落とされたり、時には本人を前にして「君はこの学校に入っても使わないから入れてあげられないよ。」とハッキリ言って子供を傷つけたりする場合もあるけど、逆に言えば、違う道を選べてありがたい事なのかもしれないね。
緊張感を持って練習するって言うのも、ものすごく厳しい環境に置かれていなければ、自分で意識してそれを継続し続けるってのは難しそう。
特に中学生ぐらいの子供にとっては。
それでもここまで一緒に続けてきた仲間なんだからさ。2年生にもがんばって欲しいよ。。。
S君の力でまとめられないもんかねぇ?
1年生のうちはチーム関係者も「可能性」重視でチヤホヤするところもありますが、2年生ともなると1人前でない選手(特に上手くなってこない選手)にはきつくあたりますよね。でも、気をつけなければいけないのは、その学年の程度がひどすぎるとその学年自体を切り捨てて考える指導者がいるのも事実です。つまり、「2年生の代は捨てた。1年生を育てる年としよう」なんてね。事実、私の知っているシニアでは夏の時点でレギュラーチームのうち1年生が5人占めていました。特にクリーンアップの3名の1年生は圧巻だったのですが。むろん、試合に出れない2,3年生はわんさかいるのにです。そのシニアは彼らが3年生の時に全国大会に行きましたが、彼らが1,2年生の時のチームは公式戦=1年生の経験試合というような展開でした。こうなると2,3年生はひねてしまいますよね。まあ、「中学硬式野球で、そのくらいで落ち込み這い上がらない選手だったらそれだけの選手だったてこと」という考え方も多いのですが。
でも、実力の世界は厳しいですね。特に、チームの主軸しか経験していない選手は下の子に抜かれるというのは受け入れ難い事実なのでしょうね。横浜高校は涌井の代の主将が1年生の福田にスタメンをとられていましたからね。仕方ないことなのでしょうね。
ウチのK太は4年生でただひとり,今回の全学童のベンチ枠20人に入りました。4年生にはK太と同レベルの子もいますし,初心者ですが5年生もいましたが,20番を貰ってバット引きや試合前の練習,試合中の声だしにがんばっていました。
でも,大会中にK太はコーチからちょっと叱られました。決勝進出が決まった休憩中のときです。K太がベンチ入りしていない4年生以下の子たちと遊びはじめたのが見つかって,注意されていました。
「お前はベンチ入りメンバーと一緒に日陰に入って休憩していろ!」
本人は,はじめは遊んでいたことを叱られたと思っていたようです。
まぁそれもあるでしょうが,あとでそのコーチから「K太にはこのところ厳しく当たってますけど,よろしく」と声を掛けてもらいました。
K太にはあらためてなんで叱られたのか,私から話をしました。
「背番号を貰っても試合に出れるわけでもないし,面白くないかもしれないけど,だからってベンチに入れなかった連中と一緒になって遊んでどうするのよ?試合前だよ?やる気あるの?遊びたいんだったら背番号返して来い!」
4年生で唯一ベンチ入りしたK太を見て,他の子たちが「よし,次は俺も!」と思ってくれないと困るのはK太たち自身です。
なかなかその辺のことはまだ子どもにはわからないのかなぁと思ったりしますが。(特にみんな田舎の子なので,のんびりしているんですよぉ)
だからこそ,K太にはもっともっと,緊張感を持って欲しいと思っています。
少年野球でしたら年功序列のチームも解りますが、わざわざシニアを選んだ子供と家庭ですから、実力重視は覚悟の上ではないでしょうか。
抜かれて這い上がる2年生、それを追い上げる1年生、チームが底上げされて良い傾向に進むと良いですね。
考え方は人それぞれでしょうが、
チーム関係者のかたもこの記事は読まれていると思います。勿論父兄も。
なんらかの動きのきっかけになるといいですね。
これを読んだ選手や父兄さん達、それぞれが今の状況を真剣に考えてほしいです。
でも下からの突き上げがあるのは良い事だと思います。
ようは2年生の気持ちの捉え方ですよね。
私は学年がどうのこうのではなく、選手一人一人の気持ちの持ちようだと思います。
チームによって選手起用の方針はいろいろあると思いますが、選手としての基本は背番号をもらいたい、レギュラーになりたいと言う気持ち、そしてそれに向かって努力すること。
監督さんやコーチの方々は普段から選手の様子を良く見ていると思います。
その結果でベンチ入り選手を選んでいるはずですから、努力しない者は与えられなくて当然と思います(ちょっと厳しすぎますか?)
今の状態を脱する2年生の奮起に期待します。
息子さんの硬式転向は本人にとってもチームにとっても良い効果を生んでいるんですね。
学年に関係なくレギュラーポジションを目指して切磋琢磨する、そんなチームに早くなって欲しいですよ。
>「野球の神さんが味方したくなるような選手にならなあかん」
まさにその通りです。野球の神様はしっかり見てるんですよ、普段の姿も何もかも、ね。
息子が試合に出られなくて、100%満足な親っていないと思います。
でもその不満足な気持ちが、息子を叱咤激励する方向に向かう人と、使ってくれない指導者および首脳陣に向かう人とがいるんだと思います。
どちらがベストなのかは言わずもがなですが、何ヶ月前から私が言い続けてる苦言もそれらの人たちには通じませんから。
S君一人に負担を掛けるのもね。彼にはまだ次男君ほど周りを圧倒する実力が不足してますから。キャラと声なら負けてませんが。(^^)
誰かに頼るんではなく、やはり自分で自覚して欲しいんですけどね。
去年もそうでしたが、1年の頃からの欠点を修正できていない2年生が厳しい立場に立ってることは確かですね。正面のゴロで未だに避け続けたり、腰を落としてゴロをさばけなかったり。やっぱりそれは野球に対する姿勢の問題だと思うから、厳しい状況に追い込まれてしまうのは仕方ないと思います。
高校では聞く話ですが、強いシニアになると代ごと見捨てられてしまうと言うこともあるんですね。ウチの指導者がそうでないことを祈りますが、現状はそうなってもおかしくないと思ってます。
本当に全国を目指すなら、単純に年功序列ではなく、それくらいの厳しさは必要なんでしょうね。
touchさんもコメントされてる通り、最初は『可能性』を考えてすごく注目するんですよね。その時点では伸びしろがどれくらいあるのか分からないですから。
でもある程度の期間見て、期待していたほど伸びないとやはりがっかりしてしまう。そして次の新しい選手に目を向ける。
どこの世界でも同じでしょうね。
実力だけではなく、はい上がる精神力も持ち合わせていないと、有名高校ではやっていけないんでしょうね。
コメント頂いた話は、すごく重要な話だと思いますよ。
私の書いたのは、背番号をもらえなかった選手の話。K太父さんの話はもらえた選手の話ですね。
もらえた選手の責任。私もK太父の意見に賛成です。たとえ4年生であってももらえた自覚を持つというのはすごく重要ですから。周りに流されたりせず、その自覚が本当に出来るようになったら、K太君も選手として成長するでしょうね。
実力重視はそれらの親も選手も分かってることだと思います。
今回のエントリではあえて書かなかったんですが、もっと重要な部分があると考えてます。
それは『チャンスは平等ではない』ということです。
現状に不満がある人たちは、今まであったチャンスを逃し続けてきたという現状を把握出来ていない様に思います。
今まで逃してきたんだから、新たな選手にチャンスが行くのは当然のことです。
でもウチはまだ優しい方だから、まだ次のチャンスがある可能性もありますから、そのチャンスに向けてしっかり心を入れ替えて欲しいんですがね。
チーム関係者の中でも2年生父兄の購読率がどれくらいなのかは分かりませんが、読まれても構わない、というつもりで書いてます。
陰口で書いてるわけではなく、グラウンドでも言ってることですから。新しい力がやってくることは絶対に必要なことですから、要はそれを上回る実力と気持ちを見せられるかどうかに掛かってきます。
私は2年生にそれを期待してます。
厳しすぎるなんてことないですよ。その通りだと思います。
もらってるヤツともらってない自分を秤に掛けて、足りない分を遮二無に練習するしかないのは分かり切ってることですから。
同じ練習量でダメなら2倍、それでダメなら3倍。そうする以外に道は開けない、私はそう思います。
もちろん、正捕手を目指しているまーぼにしても同じ事です。
そういう点ではまだまだ不満がありますが、今は何も言わず本人の自覚に任せてます。新チームになりポジションを取れなかったときにどうフォローするか。そこを今、考えてます。
ですが、試合ではオール3年のチームには、勝てません。1歳の年の差は大きいですね。
夏の3年の引退後に期待する声もありますが、今年の1年生が優秀で・・・2年生チームの光が鈍くなったような感じです。
そんな中、息子達の学年を1年間で育てられなかったという監督批判が出始め、チームは揺れています。
私は何も言えませんので、見守ってます。
でも、ちょっとホッとしました。どこも、いろいろあるのですね〜。
>息子も入部以来ずっとレギュラーです←(レベルの低い、小さなチームですから・・・)
小さい大きいは関係ないですよ。それでも出られない子がいる以上はやっぱり出られるのはすごいことです。
どんなにすごい原石でも、やはり一冬越しているのといないのとでは大きな違いがあるんだと思いますよ。
ですから、今年の秋に勝負しないと、来年のこの時期では、1年生に追いつかれてしまう可能性があるんですよ。それをもっと自覚して欲しいんですけどねぇ。
少年野球でも中学野球でも、抱える悩みはどこも同じなんですねぇ。だからこそ少年野球ブログ界はこんなに活発なんでしょうけどね。