2010年12月15日

背番号

先日、3年生父兄との飲み会がありました。(あの高所でのやつです)

その席での事。

ある父兄とこんな話をしました。

その方の息子、T君は身体の小さい選手でした。
上級生がいる間は残念ながらベンチ入りを果たす事が出来ませんでした。

しかし努力の甲斐あって、代が変わって最初の公式戦、秋季大会のベンチに入る事が出来ました。

そのメンバー発表の日。

我がチームはユニフォームの上と背番号はチームからの貸し出しになっています。

そのユニフォームと背番号はメンバー発表のその時に監督から直接手渡されます。

選手はもちろん、その父兄もこの日までベンチ入りが出来るのか、背番号がいくつなのか、と言う事がわかりません。

グランドにいてメンバー発表をそばで聞いていれば、父兄もすぐにそれを知る事が出来ますが、その場にいなかった父兄は子供から報告があるまで知る事が出来ません。

先日話したその方もその日はグランドにいませんでした。

だから息子の帰宅後、ワクワクしながらその報告を待っていました。
ところが帰宅してから一向にその話をしない。

母としても(繊細な話だけに)「どうだったの?」とは聞けなかったそうです。

すると、しばらく経って夕食の間際と言う時に満面な笑顔で背番号を台所に立つ母の元に持って来たそうです。

いきなり見せて母をビックリさせたかったんでしょう。
すぐに報告したい気持ちを抑えて、プチサプライズを思いついた彼の喜び。
なんだか話を聞いていた私もニコニコになってしまいました。

そしてその日の夜。
彼のサプライズの背番号をユニフォームに縫い付けたそうです。

彼女はその時の気持ちを今でも覚えているそうです。
これまで感じた事が無い程の喜びがあったそうです。

我が家も背番号を付けるのは奥さんの仕事です。
その時にこんな気持ちだったんだなって思うとちょっと羨ましく思っちゃいました。

そしてそんな話をしながら思わず私もグッと来ちゃって涙しちゃいそうでした。

チームは人数が増え、競争が激しくなった。
そうなるとポジションを取るために個々のレベルアップが必要になりますし、ひいてはそれがチーム力アップに繋がります。

しかしそれは同時にユニフォームを着ること、背番号を付ける事の大変さが増す事になります。

最終学年には全員が背番号を付けて欲しいと思うけど、ひと学年がベンチ入り可能人数より多くなってしまった今となってはそれは無理な話。

ベンチ入りする選手、出来ない選手。
これからも避けては通れない問題です。
しかしその影で選手、父兄の様々な思いがあると言う事を忘れちゃいけないな、と改めて思いました。
posted by かに at 00:08| 東京 ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
【背番号】


背番号なきされど誇りたかき野球部員にも、声援をおくっています。


【背番号】大きな数字で、バット引きしてても、眩しく輝いていますもの。

【背番号】
自信と期待と夢を背負っています。
Posted by 九州の野球小僧の父 at 2010年12月15日 07:05
背番号の話は深いですよね・・・。

泣けちゃうなあ〜。

Posted by ハッシー at 2010年12月15日 09:52
野球小僧の父さん、どうもです。
付けた時の喜び、付けることが出来なかった時の悔しさ。
共に野球の一部だと思います。
そしてその気持ちは選手だけのものじゃないんですよね。

ハッシーさん、どうもです。
選手の数だけ背番号に関する思い出がある。
そういう事だと思います。
だからこそ、気持ちが入って泣けて来ちゃうんですよね。
Posted by かに at 2010年12月15日 17:45
私も読んでて涙が出そうでした。

うちは、ちょうど20人のチームなので全員が背番号を貰えてベンチ入りできますが、これもあと1年間だけでしょう。
中学に入って部活かクラブチームか、いずれに進んでも競争しないといけませんから、ずっと背番号なしかもしれません。
それでも頑張って欲しいなぁ。。。

そういえば、ほぼ毎週グランドに居る私ですが、2年前の秋、小猿くんが初めて背番号を貰った現場に立ち会っていません(チビ猿ちゃんの幼稚園の運動会だったので)。
今は主将として『10』と決まっているのでワクワク感はありませんが、あの時は誰が何番か、全くわからない状態でしたから、随分、ドキドキ、ワクワクだったと思います。
その中で一番欲しかった『1』を貰った小猿くんの顔、見たかったなぁ・・・
Posted by PAT at 2010年12月15日 22:08
PATさん、どうもです。
チームによっては全選手に背番号を配るチームもありみたいですが、それと試合に向けて受け取る背番号って全然気持ちが違いますよね。
背番号を受け取る瞬間の表情、私は何度となく見ていますが、ニコニコしてる選手もいればグッと引き締まった顔をする選手もいる。
小猿君はどんな表情だったんでしょうね。
次にそういう機会があったらぜひ実際に見て下さいね。
Posted by かに at 2010年12月16日 13:09
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