先日、一年生父兄からこんなことを言われました。
「練習後、コーチがグランド整備をしているのに、ふざけて遊んでいる選手がいた。よっぽど怒りたかった」
私は即座に答えました。
「怒ってくれて構いません。グランド外のことで挨拶や返事、道具の並べ方などで目につくことがあれば遠慮なく叱って下さい」
5月も終わりに近づき、学校にもシニアにも慣れてきた一年生。
2、3年生が練習するグランドとは少し離れた場所で練習しているから、良い意味で言えばのびのび、悪く言えばまだ小学生気分が抜けてない選手も一部にはいる状態。
親御さんもそう言う選手が目についても「少年野球の時とは違うから」と口出しするのをためらっているんでしょうね。
あくまで私の考えですが、片付けや整備のことまであれこれコーチの手を煩わせて欲しくない。
これまでなら先輩や先輩父兄から注意される機会があったから、一年生の選手も父兄も、チームとしての約束事や野球選手としての約束事を自然と学ぶことが出来た。
しかし離れたグランドで練習しているが故に、父兄もどこまでって言う境界線が分からず、気後れしてるのかもしれないな。
この事はチームとしても何かしら手を打たないといけないんじゃないかなって、個人的には思いますね。
まぁ、こういう形での練習は三年生が引退する夏までだけどね。
現在一年生は一学年で40人強。それだけの人数になることも、離れたグランドで練習することもチームにとっては初めてのこと。
チームとしても父兄としても大変なことだと思う。
でももし、一年生の親御さん達が40人の選手すべてを自分の息子ってつもりで厳しくも暖かく見守るような形になったら、こんなにすごいことはないと思う。
今なら先輩達に気遣うことなく横の繋がりを作りやすいと環境だと思うしね。図らずも(^o^)
私としても、そうなるようにけしかけていきたいなって思ってます。
そういう関係がいかに楽しいか、私達がそうだからよーく分かってますしね。
2010年05月29日
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技術指導以外でも全権限を維持されている倶楽部が多いですから、
大抵の保護者は二の足を踏んでしまいます。
(モンスターPになりたくない、なつてはいけないと考えてしまいます。)
実際上は、難しいですよ。
もちろん、そのまま上にいって、苦しむ事になるのわかっているんですが。
子供達も、権限ない人の言う事は、聞こうともしません。
まず、
練習や試合にくる、父兄にも、挨拶からですよね。
うちのチームでは「グランドに来る人は誰でも何かしら関係している人だから使い分けることなくきちんと挨拶しなさい」と徹底しています。
シニアですから高校関係者は来ますし、少年野球関係者も来ます。
例え通行人のおっちゃんだって応援する気持ちがあるから立ち止まって観てくれたりする訳ですから、そういう人にだって感謝しなければいけない。
当然、日々お弁当を作ってくれ、グランド設営、整備の手伝いをしてくれる父兄に対してだってです。
そうした教えを徹底させるにはやっぱり時間が掛かるし、簡単なことでないでしょう。
選手が監督の言うことを聞くのは当たり前。
でも関わってくれるすべての人に感謝する気持ちを持たないといけないと思うんです。
そうした感謝の気持ちが良い選手に育っていく素養だと思うんです。
モンスターペアレンツって要は自分だったり自分の息子を優先的に考えて主張することですよね。
そうではなく、チーム全体が息子と考えて欲しいんです。
そういう人はモンスターペアレンツとは思われないと思うんですけどね。
ちょっとまとまりのない文章ですが、野球選手である前に人として、挨拶、返事はやっぱりしっかりしないといけないですよね。これは当然親も同じですけど。