2018年06月20日

忘れ物を取りに

先日の日曜日。神宮球場で大学日本一を決める第67回大学野球選手権大会が行われました。
この大会で我がチームのOB吉田隼君が所属する東北福祉大学が優勝し日本一となりました。

この大会、吉田君は大活躍。
準々決勝でサヨナラタイムリー、準決勝では3ランホームラン、決勝でも勝ち越しのタイムリーを放ち、見事最高殊勲選手賞、MVPを獲得しました。

身長は170cmそこそこで体格には決して恵まれない吉田君ですが、野球に取り組む姿勢と体幹の強さはピカイチで、中学時代から光る存在でした。

そんな彼を擁して臨んだ7年前の日本選手権。
決勝まで駒を進め、あと一歩で日本一に手が届くところまで来ていました。

1対1の同点で迎えた6回。
二死三塁という厳しい場面で打球は吉田君の真正面へ。守りも固い吉田君だから何とか守り切ったと胸を撫で下ろした瞬間、彼がファーストに投げたボールは一塁手の遥か頭上。
ボールがファールゾーンを転がる間に打者走者が一塁を駆け抜け、もちろん三塁ランナーはホームイン。
結局これが決勝点となり、残念ながらチームは日本一を勝ち取ることは出来ませんでした。

打者として不動の一番バッターとして活躍し、守備も安定してる。チームメイトがふざけている時でも黙々とバットを振るような、根っからの野球小僧の彼を誰1人責めることは出来ませんでした。

私も泣きじゃくる彼に掛けてあげる言葉が見つからず、肩を抱いてあげる事しか出来ませんでした。

そんな彼が7年ぶりに神宮球場で行われる決勝戦という場に帰ってきた。

前日の準決勝勝利後に会った同期父によると「忘れ物を取りに行ってきます」と話していたそうです。

そして彼は見事にその忘れ物を取り、日本一を掴み取りました。

残念ながら神宮球場に応援に行く事は出来なかったけど、彼の人懐っこい笑顔を思い出して嬉しい気持ちいっぱいでした。

本当に良かった。本当に嬉しかったです。
posted by かに at 11:03| 東京 ☔| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする