序盤は一進一退の攻防。
相手ミスで先制するもすぐ裏にタイムリーで同点。
3回にタイムリーで勝ち越すも今度はこちらがミスをしてしまい再び同点。
両チームのエースが好投し、守備陣が決勝戦らしい好守備を見せて息詰まる展開でした。
流れが変わったのは6回。
相手が投手を交代。スリークォーター気味の投手に変わりました。
相手とすれば狙い通りの継投だったんでしょうけど、これがウチに幸いしました。
先頭打者がヒットで出塁すると、バントでランナーを送って一死2塁からタイムリーが飛び出してまず1点。
さらにそこから連打が飛び出してこの回一気に3得点。
終盤に大きな得点をあげて勝利をグッと引き寄せました。
そして最終回。
先頭、2人目をあっさりと打ち取ってツーアウト。
打席には相手の一番打者が入りました。
この一番打者、今すぐ強豪高校に入っても活躍するだろうって言うぐらいの走攻守揃った好打者なんですが、ウチのエースはその彼を三打席完璧に封じて三振1を含むノーヒットに抑えていました。
試合後、エース君に聞いたところでは、その相手の好打者君、ベンチで悔しさからか涙を浮かべていたそうでした。
そんな事があっての最終打席。
ここを抑えれば勝利。ライバルチームのキーマンを完全に封じ込め、今後にも良い影響があるだろうと考えいましたが、そうは甘くなかったです。
思い切り振り抜いた打球一、二塁間を破りライト前ヒット。
そんな彼のヒットから急に流れが傾き出し、続く二番打者に長打が飛び出して1失点。さらに連打は続いて2点目も失ってしまう。
さらに同点のランナーもこの長打で3塁を回ってきました。
生還すれば同点。しかしここで7ー6ー2と完璧なボールが渡ってランナータッチアウト。
スリーアウト目を奪い試合終了。
劇的な形で勝利を掴み取り優勝に輝きました。
実は支部での優勝は実に7年ぶり。
そんなに勝ててなかったのかーと言う思いもありますが、支部には全国レベルの強敵がひしめきあっていますからね。支部で勝つのは本当にしんどいです。
ともあれ7年ぶりに我がグランドに優勝旗が戻ってきました。
今日だけはと閉会式後には、優勝旗が見守る中での練習でしたが、やっぱり活気がありました。
支部大会が終わり、来週からは関東大会が始まる。
勝った余韻など微塵も持たず、新たな大会にチャレンジしていかなければ。
支部で優勝してるから、たぶん関東大会で1勝以上すれば来春の選抜大会出場が濃厚になる。
油断する事なく、まず目先の一勝。
足元からきちんとやっていかなきゃな。