いよいよ始まった春季関東大会。
我がチームの初戦は南関東のチーム。
強豪相手にどんな試合を見せてくれるのか。
楽しみに試合開始を待ったんですが、開始早々思いも寄らない展開になっちゃいました。
先発のエースの球がどうにもストライクが入らない。
審判のコースが辛いのか、それとも微妙に外れてるのか、応援席からでは分からないけどとにかくボールが先行し、甘く入ったボールをことごとく捉えられる。
野手のミスも手伝って初回の守りで一挙8失点。
試合前、近隣グランドで行われていたライバルチームは初回に7点を奪われたと聞いて「おいおい大丈夫かよ」と言っていたのがずいぶん昔の事に思えるほどの大量失点でした。
しかしここの所、打力がずいぶん上がって来た我がチーム。
きっと打ち返してくれると信じて応援をし続けました。
そしてその甲斐あって、初回に新2年生となった4番のM君のタイムリーで1点を返すと、続く2回には打力が魅力のMT君の3ランホームランなどで4得点。
2回で5点を上げて3点差まで追い詰めました。
3回表には1点を奪われるものの、その裏にとんでもないビックイニングが待っていました。
MT君の2打席連続のホームランを含め、打者13人の猛攻で9得点。
ウチのチームもそうだったけど、これだけビックイニングになると野手の集中力も落ちてくる。
普段はしないだろうミスがいくつも出てランナーがどんどん先の塁に進んでいく。
隙あらばどんどん先の塁を狙うのが今の我がチーム。
完全に試合の流れを掴みました。
その後はお互い1点ずつ奪うものの、得点差は縮まらず。
規定の2時間に達したため、ウチの攻撃途中で試合終了となりました。
てっきり次の相手攻撃を抑えたら終わりだと思っていたからちょっとビックリしちゃったけど。
時間の事は頭にあったから早く追い越して欲しいと思ったけど、まさか1回終了しての7点差を3回でひっくり返すとは思ってもいなかった。
この勝利があったのは試合の監督が言った一言で合点が行きました。
「あれだけ点差がついてもベンチの選手も含めて、誰も諦めてなかった。1回裏に1点返せたから行けると思った。」
去年の秋に支部大会初戦で敗れ、突然の監督交代という大変な時期を乗り越え、厳しい練習をやって来たという自信が少しずつ形になって現れてきたのかも知れません。
春季支部大会の準々決勝で敗れたときは、相手投手に翻弄されて打つべきボールに手を出さず、手を出してはいけないボールに手を出して凡打の山を築いていた。
今日の試合はそういうところは全く無かった。だからこそこれだけの攻撃を見せられたんだと思う。
全国に行くにはまだまだ越えなきゃいけない壁もあるし課題もある。
でもちょっとずつちょっとずつ、それを越えて行ってるって実感出来る。
そんな成長を目に見える形で体現した試合だったと思う。
まだ次の試合にどうなるか分からない。
でも昨日の勝利は確実に自信になってるだろう、そんな試合でした