9日に行われたJリーグの浦和レッズの試合で「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられたとか。
さらにジェフ千葉の試合では、その日の試合で活躍した選手にサポーターがタオルマフラーをプレゼント。選手はそれを首に掛けてインタビューを受けたみたいなんだけど、タオルマフラーには同じ県内のチーム、柏レイソルを批判するような「300% ANTI KASHIWA」と書かれていたんだとか。その選手は元々柏レイソルに在籍していた事から、余計に問題が大きくなったそうです。
野球もサッカーもファンの想いは熱いものがありますし、熱心に応援する気持ちは分かりますけど、今回の2件に限らずちょっと間違った方向に行っているファンがサッカーに多い気がするんです。
もちろんそんなファンはごく一部なんでしょうが、そのごく一部が起こす問題が後を絶えないのは何でなんだろうと思うんです。
ジェフ千葉で問題になった他チームを批判するタオルマフラー。野球でも似たような商品はあります。
私も大っ嫌いな巨人を批判するようなTシャツとかね。
でも実際にそれを球場で着てる人を見たことは無いし、まさかそれを選手にプレゼントするなんて発想自体起こらないもんね。
ましてや、人種差別に繋がるような横断幕を飾るなんてあり得ない。
プロ野球でもかつて応援団同士のケンカ、応援団と一般客とのトラブルなど、私設応援団の問題が噴出した時期がありましたね。
しかし、プロ野球界は自浄作用か働いて、最近では応援団絡みのトラブルはほとんど無いんじゃないかな?
私設応援団は現在でも12球団に存在してるけど、ほとんどが球団から許可された団体なんだよね。
今年、中日ドラゴンズが地元名古屋の私設応援団が会員名簿を提出しないという理由で許可されなくなり、鳴り物を使った応援が出来なくなると言うニュースがありました。
このためナゴヤドームでは地元中日は鳴り物無し、対戦相手は鳴り物ありの応援と言う不可思議な状態になるそうです。
こんな自体になってでも自浄作用を働かせた中日ドラゴンズには拍手を送りたいと思います。
中日ファンも熱い人達ですから、鳴り物がなくても熱い応援をするでしょうし、新たな応援スタイルを築いて行くことでしょう。
Jリーグが創設されて20年を越えましたが、残念ながら自浄作用が完全に働いてるとは言えない気がする。
もちろんJリーグの私設応援団にはかつてのプロ野球の私設応援団の様に反社会的組織の人間がいるとは思いません。
しかし、件の様なトラブルや「選手のバスを取り囲んでタマゴを投げつけた」といったトラブルが絶えないのは、リーグとしての自浄作用が完全に働いていないからじゃないか。
浦和レッズはファンが多いからそういう「ごく一部の人間」がいるのもしょうがない、と言った声を見かけますが、ファン数だったら巨人や阪神の方が多いと思いますが、そんなトラブルはほぼ聞きませんよね。
まぁ、球場で口汚いヤジを飛ばすオッサンは相変わらずいますけどね。
こんな事書いてるけど決してサッカーを批判するつもりはありません。
サッカー界には野球関係者として見習うべきところがたくさんあります。ファンとしてNPBがもっとJリーグから学ぶべき思ってます。しかしそれと同じようにJリーグもNPBから学ぶべきだと思うんですよね。
共に日本を代表するプロスポーツ団体なんですから。
posted by かに at 01:00| 東京 ☀|
Comment(2)
|
TrackBack(0)
|
日記
|

|