先日行われた関東大会1回戦。
首の皮スレスレではありますが、なんとか勝利することが出来ました。
取って取られての展開から一気に突き放し、終盤で5点のリード。
しかし中学野球に於いて、その点差も楽観視出来る訳じゃない。
そんな展開がまさに6回裏に待っていました。
以前も体験した2時間ルールのため、この回の守りが最後の守りとなる。
アウト3つ奪えば勝利することが出来る。しかしこの最終回の守りってのが大変なんだよね。
先頭打者が内野安打で出塁すると、そこから連打が続き1点2点と得点を奪われてしまう。
終盤での追い上げを抗うには精神的にタフさが求められます。
タフさの勝負、それが終盤の戦いだと思います。
そのギリギリの勝負。
さらに連打は続き、1点差、2死満塁にまで追い詰められました。
四死球でもヒットでも同点。外野の間を抜かれればサヨナラ負け。
ここで4番手に登板したのが、力投タイプのS君。
一時はエースの座を争っていたS君ですが、先発すると「長いイニングを投げよう」とフォームが小さくなっちゃう。それは素人の私でも分かっちゃうくらい。撮ってるとき、そして出来上がった写真で何度も彼のフォームを見てますからね。
だから短いイニングでこそ彼の本来のピッチングが生きる。そう思ってます。
素人考えですけどね。
まぁ、先発でも同じように力感のあるフォームで投げられるようになれば言う事無しなんですけど。
しかしそれにしたって、こんなギリギリの場面なんてねぇ。
でもS君はやってくれました。
渾身のストレートで空振り三振!
勝利をもぎ取ることが出来ました!!
決して褒められた試合内容ではありませんが、こうした苦境を経験したことが次の試合に生きる。
勝ったからこそ次の試合を戦うことが出来る。
勝利が最大の目的だけど、勝利したからこそ得られるものがある。
しかし次の試合も強豪が相手。関東大会なんだから当たり前ですよね。
今回の経験、反省を生かして良い試合をして欲しいものです。