2012年10月18日

平等なドラフト制度とは

一つ前のエントリーと同じくドラフトについての話。
横浜DeNAの高田GMに続き、楽天の星野監督も菅野&横山監督の発言に激怒したようです。

楽天・星野仙一監督(65)が17日、今年のドラフトの注目株である東海大・菅野智之投手(23)の「巨人以外なら米国」という報道にかみついた。現状のドラフト制度にも疑問を抱きつつ、平等で自由なシステムを訴えた。

 「もうドラフトだなあ」と、穏やかに語っていた闘将の顔が険しくなった。ことの発端は、巨人とみられる意中球団以外が菅野の交渉権を得た場合「アメリカに行くでしょう。日本にはいないと思う」と話した東海大・横井監督の発言だ。

 「何でそういうこと言うのかな?そんなこと言わずに、そうなったら勝手にアメリカに行けばいいだろ」。菅野にはこれまで日本ハム、DeNAと興味を示してきた上に「ウチだってわかんないぞ?」と、当然楽天もチェックは行っている。他球団への警告としか受け取れない行動に、我慢できなかった。

 もともと「ウエーバーにすれば、こんな問題も起きなくなる」と、これまでの制度にも疑問視している。「アイツは頭ひとつ抜けてる」と評価する最高レベルの投手だけに、ルールにのっとった公正なドラフトを願った。


横浜DeNAファンとしての気持ちは前のエントリーで思いっ切り書きましたので、今回は星野さんが発言したドラフト制度の話しをしたいと思います。

私もかねてから、ドラフトは星野監督と同じくウエーバー制にすべきだと思っています。
まぁ、横浜が笑っちゃうくらいクジ運が悪いからってのもありますかね。(;^_^A
一見平等に見えるドラフト制度だけど、今回の菅野側の様な発言によって指名を回避するチームが現れたりすれば、ある特定の球団のみに有利に働いたりする。
指名する球団側にとってはドラフトって駆け引きです。
他チームは誰を指名するのか、それによって自チームは誰を指名すべきか、ドラフトが近づけばそんな駆け引き、情報戦のやりとりになります。
そんな中で今回の様な発言があれば、それが大きな影響を及ぼす事はいうまでもない。

巨人はこういうやり方で何度となく意中の選手をすんなりと獲得してます。
巨人側が言わせたという確固たるナニカがある訳じゃないですけどね。

誰がどう見たって、ここ数年のドラフトが全球団平等だった、とは言えないと思うんですよね。
発言こそが「巨人愛」だって言われればその通りかも知れない。
でもさ。プロに入る選手は誰だって意中の球団があるはず。
それを特定の人気球団を希望する人気選手の場合に限って、選手の意向をああも露骨に表明する事が許されるとは思えないんですよね。それも毎年のようにね。

それもこれも現行の制度に問題があるからと言えると思うんです。
ドラフトについては過去何度も改革が行われてます。
過去にはもっともっとひどい制度だった時があります。
そんな頃からずっと話題の端に登っていたであろう制度がウエーバー制です。
現在、NPBのドラフトは指名順こそウエーバー制ですが、重複による抽選があるため、厳密に言えばウエーバー制の利点を生かせていないと感じるんですよね。

言うまでも無い事かもしれませんが、アメリカのMLBやNFLは完全ウエーバー制です。
MLBでは戦力の均衡が目的のため重複による抽選はありません。
もちろん私はこの制度こそNPBに導入して欲しい制度です。

面白いのは同じくアメリカのプロバスケットボールリーグNBAのドラフトです。
NBAでは1位から3位までは前年度プレーオフに出場出来なかったチームで抽選を行い指名順位を決めている。
これは注目選手獲得のために下位チームがわざと負けるという事態が起こったためだそうです。
日本のプロ野球でまさかそんな愚行が行われるとは思いませんから、こうした措置付きよりあくまでもMLBと同じく完全ウエーバー制のドラフトに改革を行って欲しいです。

もちろんこの制度導入には付随してFA制度の整備も必要ですし、FAによる補償制度も大切です。
今年横浜DeNAはFAで流出した村田の補償で左腕の藤井投手を獲得しました。
その藤井投手が7勝してますから、この補償ってすごく大切だと思います。

NPBでは平等を目指した改革を、特定球団(一つとは言いません)がジャマをして進んでいないのが現状だと思います。
プロ野球ファンの減少、地上波中継の激減、視聴率の減少、サッカーとの人気の格差、などプロ野球はもっともっと改革しなければいけないと思います。
政治の世界ではありませんが、プロ野球も「聖域無き構造改革」が必要だと思います。
そのためには今すぐ老害は排除すべき。これも政治の世界と同じですね。
プロ野球はファンのモノ。
中枢にいる人間がもっとそれを強く認識して欲しいです。
posted by かに at 13:39| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それでも菅野を取るべきか否か

昨年日ハムの強行氏名を拒否。
一年間の浪人生活を選んだ東海大の菅野智之投手。
その菅野投手の周囲がまたもざわついている。


“ドラフト浪人”中の東海大・菅野智之投手(23=東海大相模)が、25日のドラフト会議で意中の球団以外に交渉権が渡った場合、入団を拒否して渡米を検討していることが16日、分かった。神奈川・平塚市内の同大グラウンドで公開練習を行い、横井人輝監督(50)が明らかにした。菅野は昨年、1位指名された日本ハムへの入団を拒否。相思相愛である巨人への思いを貫いた。再び入団がかなわなければ、野球留学やメジャー挑戦も視野に入れているという。

 2度目のドラフトまであと9日。伯父の原監督率いる巨人入りを熱望する菅野は、“まさかの事態”に備えて大きな決断を下そうとしていた。横井監督が「僕の立場で言えるのは、意中の球団でなければアメリカに行くであろうということ」と明かした。(日刊スポーツより)


現在、横浜DeNAは菅野も含め、東浜、大谷、藤浪の4人を1位候補と表明している。
ここ1年間の実績で言えば、三冠の藤浪、続いて東浜、夏には結果を残せなかったものの大谷、そして浪人の菅野と続く。

私の中の評価としては即戦力≠ニして東浜、即戦力&将来性≠フ藤浪、将来性≠フ大谷という感じ。
1年間公式戦を経験していない菅野は、大谷と同じく将来性≠フ枠組みに入る投手だと思ってる。

菅野投手、並びに東海大野球部横井監督の発言は、ドラフト制度を腐敗させる元凶を思い出させるもので不愉快だし不快です。
いっそ、巨人以外の11球団が結託して、東海大学野球部から数年指名をしないって決めちゃって欲しいくらいです。

去年の日ハムがそうであったように、今年横浜DeNAが菅野投手を指名すれば、(巨人以外の)プロ野球ファンから拍手喝采を浴びるでしょう。

しかし今、横浜DeNAに必要なのはドラフトでの拍手喝采ではなく、確実に戦力になる投手。
巨人との競合で指名権を獲得出来たとして、去年同様入団拒否→メジャー挑戦(どこが取るかは別として)となれば、むざむざ1位の指名権を捨てるようなもの。
(ダルが抜けたとは言え)戦力が整ってる日ハムと違って、先発のコマが目に見えて足りない横浜DeNAにそんな勝負をする余裕は無いと思う。
どうせ勝負するなら、指名権を取れば確実に来てくれるであろう選手を指名すべきではないだろうか。

東浜については分からないが、藤浪、大谷の二人は12球団どこでも行くという発言をしてなかったっけ?
今年のドラフト、菅野に行く巨人、菅野発言に激高している横浜DeNAを除けば、10球団はたぶんこの3人の内誰かに行く事は間違いないでしょう。
だれを指名しても間違いなく競合になる。もちろんそれだけの投手ですからね、3人とも。

ドラフトって駆け引きだからね。
直前の直前、当日になるまで誰を1位指名するか分からないでしょうね。

今年のドラフトは新球団の初代オーナーが引くのか、選手より目立った中畑監督が引くのか。
とにかく横浜はこれまでクジを引き当てたって経験はほぼ無いからねぇ。
誰が引いてもいいけど、ぜひ「右手を高々と突き上げる」場面を見たいもんです。
posted by かに at 00:04| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ベイスターズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする