2010年06月29日

夏の大会を前にして思う

もう少しでまーぼの最後の夏が始まります。
知り合いから聞いてはいましたが、高校野球生活って本当にあっという間に過ぎ去ります。
早い早いと聞いてはいても、まさか本当にこんなに早く感じるとは思ってもいませんでした。

最後の夏を前にして、高校野球への思いも息子が小学生時代とは少し変わりました。
息子が高校生になると、多くの方から「甲子園」という枕詞付きで応援されます。
日本国中、多くの方が、それこそ野球に関わっていようといまいと、夏の甲子園のあの感動を知っていますから当然です。

でも、実際に高校球児の親になってみると、何かちょっと違いました。
まぁ、ウチの高校がそれほど強いところではないからではあるかもしれないけど。

「高校野球の華は甲子園ではなく地方予選だ」

って思う様になりました。
毎年毎年ですから、世の中に甲子園球児出身って人はたくさんいます。
でも、その年に甲子園に行けるのは地域で1校。
ウチの高校が出場する東東京大会で言えば144校の中の1校です。
そしてその学校の中でも甲子園の土を踏めるのはたった18人。

だからこそ夢に思うんでしょうけど、大多数の球児は夢破れて涙を流す。
1回戦で負けても4回戦で負けても、例え決勝戦で負けたって負けは負け。
どこで負けたって悔いは残るんだと思います。甲子園に行けないんだから。
東東京大会の143校の悔しさ、涙、想いが詰まっている地方大会。
それこそがやっぱり高校野球の華であり、メインだと思うんです。
そういう想いを背負ってるからこそ、甲子園には意味がある。
要は甲子園って地方大会ありきの話だと思うんです。


もちろんこれは、決して強豪とは言えない学校に進んだ息子を持つ私だからこその考え方かもしれないです。息子さんが強豪校で甲子園を目指してるって親御さんには賛同してもらえないかも知れません。


昨年、今年、我がシニアは全国大会を逃しています。
全国大会に言っても十分戦えるくらいの戦力があると思ってはいましたが、結果は出場することは出来なかった。
夏の全国大会ってそういうもんだと思うんです。
戦力があるから勝てる、強いチームが勝つ、そういうことではないんだと思います。
勝ったチームが強かった。そこにはもちろん戦力の裏付けもあるでしょうが、運や勢いやその他諸々の必然があって初めてたどり着くんだと思うんです。


もちろんまーぼだって甲子園を夢見て高校野球生活を送ってきました。
他の高校球児と同じくね。
そういう思いを持っている選手達がぶつかるからこそ、夏の地方予選は面白いんだと思います。

毎年甲子園を見ていますが、決して甲子園に出ている高校すべてが素晴らしい、代表に値するくらい良い野球をしている、憧れる存在か、と言われるとそうではないです。
例えウチのシニアの力を持った選手で、そこで十分通用するって選手だとしても、行って欲しくないって思っちゃう甲子園常連校もあります。

逆に「甲子園には届かなくてもあの学校は素晴らしい」「知り合いの中学生に勧めたい」って学校もたくさんあります。

高校野球に夢を持っている中学生達ですからね。
どうしても「少しでも甲子園に近い高校」って思いを持つのは当然です。
でも息子が高校野球生活が終盤に差し掛かっているという今だからこそ感じられた思いってあるんです。
そうした思いをちょっとでも中学生の父兄に伝えられたらなと思います。

なんか話が散漫になっちゃいました。
昨日の日記にしてもそうですけどね、この時期になるとやっぱり親としても、少年野球のコーチとしても、中学野球チーム関係者としても、色々なことを思ってしまうんですよね。

まぁ、そういう人間の戯れ言です。さらっと聞き流しちゃって下さいませ。
posted by かに at 01:27| 東京 ☀| Comment(11) | TrackBack(0) | 高校野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする