2010年05月11日

カメラマン冥利

シニアではグランドに居る時はかならずカメラをたすき掛けにしている私。
なにかあればサッとカメラを構えて写真を撮る。
それが私にとって当たり前の事だし、選手にとっても当たり前になっています。

ただ、新しく入ったばかりの選手は、当然ながら私の人となりを知らないし、カメラを向けても若干緊張した表情をするんですね。

そういう訳で、新チームになるといつも真っ先にするのが選手とのコミュニケーション。
上の学年の時にもベンチ入りしていた選手はいいんですが、初めてベンチ入りした選手などはあまり個別に撮られることに慣れていません。
まぁ、どうしても最終学年を優先的に多く撮るようにしてますしね。

今年の1年生にしてもちょこちょこ撮ってはいるんですが、まだまだ俺が誰なのか、認識していない選手がいっぱいですね。挨拶してもあんまり反応無いし。(^_^;)

どこのクラブチームもそうなんでしょうが、この時期に入っている1年生というのはほとんどが軟式少年野球チーム出身の選手。
リトルリーグの場合は生まれ月によって中学1年でも出られる大会があるらしく、少年野球の選手と若干入団時期がずれます。

去年、リトルから入団したW君。
リトルでもかなりの好成績を残したチームの出身らしく、我がチームとしても期待の選手。いきなり2年生に混じってA面での練習に参加です。
早速練習中に写真を撮ったりしたんですが、どうもカメラを向けるとスッと顔を背けちゃう。
あとで会話をしてみたら写真を撮られるのが苦手みたいなんですね。

こういう子って必ずいるんですよね。
放っておいてもカメラの前に現れるタイプの子がいると思えば、カメラを向けると逃げちゃう子もいる。
この子は典型的な後者のタイプでした。

そんなW君変わったのは、おそらく1本のホームランからでしょう。
私は公式戦でホームランを打った選手は、ボールを持ってニッコリ、って写真を必ず撮って、それをチームブログに載せてるんです。

今年の3月、公式戦でシニア入団後初めてホームランを打ったW君。
当然ながらニッコリ写真を撮りました。
初めての事だからW君はちょっと照れくさそうでしたけどね。

その後も何本かのホームランを打ち、そのたびにニッコリ写真を撮ってきました。

そして先日。
周年行事打ち合わせのためにグランドに行った私。
写真を撮るつもりは無かったんですけどね。

練習をほぼ終了させ、隣のサッカーグランドでのんびりストレッチをしている選手を撮りたくなり、カメラを向けました。

その時、他の選手達に混じって、なんとあのW君がポーズを決め、ピースをしながらカメラの前に入ってきたんです。もちろん撮りましたよ。

で、撮った後に

「お前、写真嫌いだったはずだろ?」

って聞いたんです。以前の彼なら絶対そんなことしませんでしたからね。

そうしたら彼。

「慣れたんです、撮られるのに。」

と、ニッコリ。嬉しかったですねぇ。

写真が苦手だった子が、撮られ慣れて自然な表情を見せてくれる。
こんなカメラマン冥利に尽きることはないですね。

そんな嬉しいことがあった日曜日でした。
posted by かに at 13:41| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする