2006年05月22日

新背番号配布 その後

前回のエントリで夏の大会に向けて新たに背番号が配られたという話を書きました。
幸いまーぼは今回も背番号をもらうことが出来ました。

今回、新しく背番号をもらった選手が二人いた。
一人はゴールデンルーキーの1年生I君。そしてショートが本職のSK君。

それにともなって、今回はもらえなかった選手も当然二人出た。
サウスポー投手のM君とセカンドが本職のY君。

前日の夕方に降った大雨を必死に吸い出し、何とか試合が出来る状態になったのを見計らってまずは3年生の試合からスタートした。

ベンチにはいるのは当然今回背番号をもらった25選手。
スタメンは公式戦を意識してすべて3年生。ルールも公式戦に準じた形で行われた。

こうした試合の間、他の2年生達は隣のサッカー場でトレーニングをしている。
特別決まったメニューがあるわけではなく、各自課題を決めてやることになっている。
素振りをしたり、筋トレしたり、あるいはティーバッティングをしたり。だいたい仲の良い3〜4選手が集まっておのおの体を動かしている。
ただその間は指導者がきちんとついている訳ではないから、だらだらと過ごしている選手がいることも否めない。

しかしこの日、そうした選手の中でただ一人、まわりと違う動きをしている選手がいた。

今回、背番号をもらえなかったサウスポー投手のM君だ。

もともとM君はまーぼと同じくらいの身長で、左腕繰り出す速球はチームにとってものすごい武器になるだろうと期待されていた。
しかしコントロールが悪く、その上地道な努力が嫌い。バッティングやピッチングは好きだけど走り込みは嫌い。そんな困った選手でした。

それでも昨年夏頃、リトルから新たな投手が入ってきて、エース争いが熾烈になったことで、努力嫌いな彼も走り込みをするようになってきました。
先日の春季大会の東東京地区の決勝戦。相手の破壊力のある攻撃に次々投手を繰り出していった我がチーム。2年生でもエース候補大本命のI君、リトルからの新戦力D君は試合で登板があったのだが、彼だけはマウンドに登ることがなかった。その試合後も「投げたかったなぁ」としきりに連呼していた。
明らかに彼の中で気持ちが前に向き始めていました。

そんな中での背番号剥奪。さらなる試練に彼はどう思ってるのか、私も気になっていました。

ところが彼は思ってもみない行動に出た。

試合中、ベンチ脇からずっとグラウンドに声を出し続けたんです。
それこそベンチに入っている選手以上に。

2年生試合をはさんで、この日3試合目には彼がベンチ入りを外された最大の要因である1年生投手が先発のマウンドに登った。
他チームの3年生相手に投げるのはこれが2度目となるゴールデンルーキーに、M君はまたもベンチ脇から声をかけ続けたのだ。
それは2番手のD君の時も、3番手のI君の時も一緒。とにかく声を出し続けていた。

2塁塁審をやっていた私は、そんな彼の姿に感動しました。才能だけで野球をやっていた彼がようやく気持ちを全面に出すことをするようになったんです。

ベンチ内にいる数人の選手も「Mをベンチに入れて欲しいよなぁ」という声を上げていました。
それだけ彼の気持ちが周囲に伝わったんです。

ただ、彼がやったことが、これだけ注目されたこと自体が私は微妙に間違いがあると思ってます。
「Mをベンチに入れて欲しい」というくらいなら、M君の代わりにでもベンチ入りメンバーとして声を出せば良いんです。
彼があまりに頑張ったから目立たなかったけど、逆に言えばベンチにいる選手が情けない、もっと声を出すことを努力しないといけないんです。

これはまーぼにも強く言いました。まーぼはこれまで声を出している方でしたが、もっともっと出せるんだよと言うことをM君が示してくれたと思います。

こんなM君の気持ちはしっかりと監督に伝わっていました。
2試合目に行われた2年生試合では先発を言い渡され、4回を投げて無四球、無失点。

3試合終了後の反省会では、監督からもM君について絶賛の声があったそうです。

新チームになったとき、彼がチームに大きな力を与えてくれることは間違いないでしょう。


今日のまーぼ
2試合目、2年生試合に捕手としてフル出場。

1打席目 1アウトランナー2塁の場面で進塁打となるセカンドゴロ
2打席目 セカンドフライ
3打席目 2アウトランナー2塁の場面でレフト前ヒット 次のバッターがタイムリーを打ったあと、2塁から3盗を成功させる

盗塁はされなかったんで、スローの機会はありませんでした。

3打数1安打
posted by かに at 15:47| 埼玉 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 中学硬式野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする