2005年08月05日

子供の人格形成も指導者の役目?

明徳義塾の辞退を受けて多くのブログで皆さん色々なことを書いています。
その中で、『子供達と話し合ってみる』と書いている少年野球関係者が多数いました。

今回のことは非常に難しい問題なので、私自身は子供達にどう話したらいいか決めかねています。今受け持っているのが低学年ですから、おそらく話さないでしょう。

以前、ウチのチームの代表からこんな話をされました。


「学校側から、性格面の指導をすることは出来ないから、そういったことも少年団でやって欲しいと言われた」


正直、は?って気持ちでしたよ。
先生が子供の人格形成を放棄してるんですよ。

ウチの学校でも、授業中に座っていられない生徒がいるそうです。
しかしそういった生徒にも厳しく接することが許されていないそうなんです。

昔の様に殴ったり、チョーク投げたり、出席簿で叩いたり、そんな指導は今許されないらしい。そんなことしようものなら、すぐに親が怒鳴り込んでくるからだそうだ。

少年野球のコーチとして色々な親を見てますから、そういう親もいるだろうなとは思っていたけど、指導のプロである教師が生徒を指導することを放棄してるってどんな時代なんでしょう。

プロが放棄してることをなぜ我々ボランティアのコーチが?

実際、私は選手にゲンコツを落とすこともあります。
先生の現状を考えれば、団員の人格形成の一端を担っていることは確かでしょう。
ですが、団員と我々が接しているのは週わずか2日。
週5日接してる教師がやらないでどうするんでしょう。
殴らなくたって伝えられることはあるだろうに。

それほどに、今の教師は子供に対して遠慮してるんですね。
これは中学でも同じです。全てではないですが、一部に選手に言いたいこと言えない、腰の引けた教師がいます。

残念ながら“ごくせん”のように正しいことをきっちり教えてくれる教師はいなくなってしまったんですね。
posted by かに at 23:20| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 少年野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

誰も得をしないのに・・・

本当なら昨日書こうと思っていた。

前代未聞の事態に、どう書くのが一番俺の本心なのか戸惑ってしまった。

それほど、衝撃を受けた。

ずいぶんと時間をかけて色々考えてみた。

他のサイトの記事を読まず、自分なりの考えをまとめてみました。

けっきょくまとまってないとも言えるんですが、読んでみて下さい。


言うまでもなく、『明徳義塾甲子園出場辞退』の事です。

読んでいないから分かりませんが、色んなサイトでこの話題を書いていることでしょう。

『選手が可哀想』『処分は当然』『高野連はひどい』などなど、様々な意見が出たでしょう。

ちょっと前になりますが、PL学園で同じように下級生に対する暴力が出場停止処分が下った事がありました。もちろん今回のように、出場が決まった後とかではありませんが。

私はその時、大阪に行って取材していました。

被害者側の弁護士と会い、被害者が書いていた日記を読ませてもらいました。
その一方で学校側とは合うことは出来なかったため、(会見を開いた翌日入りだったので)
電話で話をしました。

当然、記事は被害者側の証言中心の記事になりました。
日記を読めばそれも当然と思えるほど、ひどい暴力、いじめでしたから。
殴る蹴るは当たり前、学校近くにある池に上履きを投げ入れ、泳いで取りに行かせたという話もありました。

しかし、その時ですら、何故か違和感を感じました。
弁護士が被害を訴えれば訴えるほど、どこか引っ掛かるモノがあったんです。

もちろん暴力を肯定する気も、それを訴えた被害者を非難する気もありません。

しかしなぜだか心のどっかで、ちっちゃい違和感を拭えませんでした。

そして今回もその気持ちが生まれました。


当然の事ながら、隠蔽しようとした学校、監督の姿勢は非難されるでしょう。
報道関係者は隠蔽する人、組織にはとてつも攻撃になりますから。
この時期まで隠したことによって、代わりに出場する高知高校の選手にも迷惑を掛けているんですから。


何年も連続出場をするほどの高校なら相当な部員数を抱えていたでしょう。
調べていないから分かりませんが。

今回出場するどのチームも部員80人を越えるところばかりでしょう。
80人もいればたばこを吸うヤツは必ずいます。
強いヤツ弱いヤツ色々いるでしょう。そうした中で暴力的なこともあるでしょう。


明徳というのは、甲子園に出場し、勝ち続けることを義務づけられたチームです。
あの、松井への5連続敬遠をしてまでも勝ちにこだわったチームです。
そこまでしているからこそ8年連続で甲子園出場があるんです。

だからこそ毎年良い選手がやってくる。
明徳に入れば甲子園に出られるかもしれない、そう思って選手が集まってくるんです。

そうして集まってきた中には当然挫折する選手も出て来る。
競争社会ですから当然でしょう。

しかしそうしたことは周囲にゆがんだ感情を抱かせるのは事実です。

今回も匿名の投書によって高野連に報告が行ったようです。

舞台が華やかになればなるほど、その裏には強い影が生まれる。

華やかだからこそ強いねたみ、恨みの感情も生まれる。

今回投書したのは誰かは分かりません。

被害者の親かもしれない、その周囲の人かもしれない、高知大会で明徳に敗れていったチームの関係者かもしれない。

華やかな舞台だからこそ『本当なら我々が・・・』『なんであの選手があの舞台に・・・』
といった強い思いが生まれてしまう。
去年甲子園期間中にダルビッシュ有選手の喫煙シーンの写真が流れたのもねたみが原因です。


今回、死力を尽くして甲子園出場を勝ち取った選手達にとっては不幸なことです。
当然彼等も被害者でしょう。


しかし、私には誰が加害者なのか分かりません。


高野連の処分が厳しいとも思わない。甲子園出場校といえど例外なく処分されて当然です。発覚した以上。

毎年何十校もこうした問題で処分を受けています。
どこにでもある問題だからこそ、誰でも加害者にも被害者にもなりえる。
願わくば自分だけが今後そのようなことにはなりたくない。

それすら悲願となりそうなほど、甲子園という強い魔力に日本全体が犯されているのだろう。
posted by かに at 07:39| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする